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『バットマン:ロング・ハロウィーン』アニメ映画化が決定、『ダークナイト』原案の傑作ミステリー

VCU Libraries https://www.flickr.com/photos/vculibraries/15025405784/ | Remixed by THE RIVER

『ダークナイト』3部作の原案として知られる、DCの名作コミック『バットマン:ロング・ハロウィーン』がアニメ映画化されることがわかった。バーチャルイベント「DCファンドーム」の開催にあたり、米IGNが実施したパネルイベントにて発表された。

1996~1997年に米国で刊行された『バットマン:ロング・ハロウィーン』は、ジェフ・ローブが脚本、ティム・セイルが作画を担当したミステリー大作だ。ハロウィーンの夜に始まった連続殺人事件の真相を暴くため、バットマン/ブルース・ウェインとジェームズ・ゴードン警部、ハービー・デント検事が動き始めるが、連続殺人鬼“ホリデイ”によって善と悪の対立は複雑化する一方。次々に犯行を重ねていくホリデイの狙いは何か、そしてその正体は……。

映画監督クリストファー・ノーランが感銘を受け、バットマンの映画化を決意したという本作は、『バットマン ビギンズ』(2004)に始まった『ダークナイト』3部作の原案として知られる。とりわけメインの三者がそのまま登場する点で、『ダークナイト』(2008)には強い影響を与えた。なお、邦訳版はヴィレッジブックスより刊行されている。

アニメ映画版『バットマン:ロング・ハロウィーン(原題: The Long Halloween)』は2部構成となり、第1弾は2021年夏、第2弾は2021年の秋に米国にてリリース予定。『ダークナイト』のみならず、来たる新作映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』への影響を予想する声もあるだけに、刊行から25年を経て、再び注目を浴びることとなりそうだ。

なおDCコミックスでは『ロング・ハロウィーン』のほか、70年代を舞台にしたオリジナルアニメ『Batman: Soul of the Dragon(原題)』のほか、2021年春には『Justice Society: World War II(原題)』も発表予定。日本でも観られますように!

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Source: IGN

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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