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「LOST」マイケル役、賛否両論の結末について考えを改める ─ 「感謝の気持ちしかありません」

ハロルド・ペリノー
Photo by Derek Hofmann https://www.flickr.com/photos/dhofmann/14768085057/ Remixed by THE RIVER

J・J・エイブラムスが手掛けた世界的ヒットドラマ「LOST」(2004-2010)で、マイケル・ドーソン役を演じたハロルド・ペリノー。かつては自身のキャラクターが迎えた結末やシリーズのエンディングに不満をもっていたが、今ではポジティブに捉え直しているようだ。

この記事には、「LOST」の内容が含まれています。

「LOST」は、飛行機事故で謎の島に着陸した生存者たちが、島で起きる奇妙な現象を解き明かしていく物語。J・J・エイブラムスが監督・製作・脚本を務め、「ウォッチメン」(2019)のデイモン・リンデロフと「ダニーのサクセス・セラピー」(2011-2013)のジェフリー・リーバーが共同製作として参加した。ペリノーが演じたマイケルは、シーズン2で息子ウォルト(マルコム・デヴィッド・ケリー)とともに島を脱出したものの、結局は島に戻り、最後は爆発によって死亡する。

ペリノーは、主演ドラマ「From(原題)」に関する米Comicbook.comのインタビューで、「LOST」のエンディングについて言及。当初は終わり方が気に入らなかったが、最終的に6シーズンを通して「LOST」が生み出した体験に感謝するようになったという。

「あの頃は、マイケルやウォルトというキャラクターの結末に少し不満がありました。しかし脚本を書いている人たちのことを考えると、本当に感謝の気持ちしかありません。僕が『From』に感謝しているのと同じことで、非常に素晴らしい体験ができるし、その体験に感情移入することができます。

6年にわたりエキサイティングなことが起きていて、それがどんな終わり方をしようとも、このジェットコースターのような6年間を過ごしたことに変わりはありません。なので結末はどうでもよくて、この旅に出たことが重要なんだ、というスタンスに変わりました。『LOST』のフィナーレを考える上で、実にスマートな方法だったと思います。」

「LOST」はシーズン6第17話&第18話『終幕』にて、未解決の謎を残したまま幕を閉じた。このエンディングは賛否両論を生んだが、特に混乱を招いたのは、“フラッシュ・サイドウェイ”が死後の世界の一部だと明かされた瞬間だ。これによって「LOST」の生存者たちは全員死んでいたのか否かが議論され、不満を抱いた視聴者も少なくはなかったとみられる。

もっともエンディングに対する解釈は様々で、「全員死んでいた」説はのちに製作総指揮のカールトン・キューズが否定した。それでも批判するファンがいる一方、シリーズを何度も観ることで、ペリノーのように見方を変えたファンもいる。現在、熱狂的なファンダムやシリーズの結末にも肉薄したドキュメンタリー映画『Getting Lost(原題)』が製作中だ。

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Source: Comicbook.com

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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