『ロード・オブ・ザ・リング』新作アニメ映画が始動 ─ ピーター・ジャクソン版に繋がる物語、監督は神山健治

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアニメ映画版、『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム(原題:The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim)』が製作されることがわかった。米ワーナー・ブラザースが発表した。
『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』は、J・R・R・トールキンの原作小説『指輪物語』に基づき、ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』各3部作と同じ世界観で製作される。舞台は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作から約250年前、ローハンの王であるヘルム・ハンマーハンドを主人公として、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002)に登場した角笛城の血塗られた歴史が描かれるという。
監督は、テレビ版「攻殻機動隊」シリーズや「ULTRAMAN」(2019)「攻殻機動隊 SAC_2045」(2020)の神山健治。『ブレードランナー』シリーズのアニメ版「ブレードランナー:ブラック・ロータス(原題:Blade Runner: Black Lotus)」も控える中、新たな巨大プロジェクトに着手する。脚本は「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」(2019)のジェフリー・アディス&ウィル・マシューズ。プロデューサーは神山監督とのタッグも多いジェセフ・チョウ。
なお、本作はピーター・ジャクソン版にストーリー&ビジュアルの両面で影響を受ける作品となるため、監修に『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』各3部作の脚本家フィリッパ・ボウエンが参加している。米Deadlineによれば、ピーター・ジャクソンと脚本家のフラン・ウォルシュは現時点で関与していないが、最終決定は今後下されるということだ。
製作を担当するのは、ピーター・ジャクソン版に続いてワーナー・ブラザースとニュー・ライン・シネマ(New Line Cinema)。両社は企画を急ピッチで進めており、現在はキャスティングが進行中だという。世界配給はワーナーが担当する。
ちなみに『指輪物語』の映像化企画としては、Amazon製作のドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」の撮影も進行中。ただし、今回のアニメ映画版は同シリーズとは無関係の作品となる。
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