ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」シーズン1、2022年9月に配信決定 ─ 第1話の初画像も到着

米Amazon Studiosが新たに手がけるドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」シーズン1の配信日が、2022年9月2日(金)に決定された。あわせて、広大な世界観を写し出したファーストルックも到着している。
On September 2, 2022, a new journey begins. pic.twitter.com/9tnR7WqDoA
— The Lord of the Rings on Prime (@LOTRonPrime) August 2, 2021
ドラマ版では、ピーター・ジャクソン監督による映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』の舞台となった“第三紀”から遥か数千年前となる“第二紀”を舞台に、平和な時代を過ごしていた登場人物たちが「中つ国」で長い間恐れられていた邪悪な存在に立ち向かう物語が描かれる。すでに複数シーズンの展開が視野に入れられており、本シリーズに投じられた制作費は、シーズン1だけで4億6,500万ドルと言われている。この額はピーター・ジャクソン監督による映画版3部作の予算を優に越え、2010年代を代表するファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のおよそ5倍に相当する。
そんなシーズン1は、2020年2月にニュージーランドで撮影が開始された。コロナ禍の影響により一時中断された時期も経たが、このたび米Deadlineが報じたところによれば、撮影は無事に終了したという。今後はポストプロダクション(撮影後作業)に突入することになる。
配信日発表とあわせて公開された初画像には、広大な地の遠くにそびえ立つ巨大都市が写し出されており、草原にひとり佇む人物の姿も見られる。報道によれば、これは第1話に登場するショットであるという。トールキンが思い描いた世界を新たに写し出した画は息を呑む美しさだ。本シリーズはPrime Videoを通して、全世界240の国と地域にて配信される。エピソード数は定かでないが、新着エピソードは毎週配信になるとのこと。
第1話・第2話監督は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のフアン・アントニオ・バヨナが担当。ほかエピソード監督として、「ドクター・フー」(2005-)のウェイン・イップと「アウトランダー」(2014-)「ウィッチャー」(2019-)などのシャーロット・ブランドストームも参加している。脚本はジョン・D・ペインとパトリック・マッケイが務め、いずれの製作陣は製作総指揮も兼任する。
出演者には「エイリアニスト」(2018)「パトリック・メルロース」(2018)モーフィッド・クラーク、「ピクニック・アット・ハンギングロック」(2018)のマルケラ・カヴェナー、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)などのジョゼフ・マウル。『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)のロバート・アラマヨらが名を連ねている。
ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」シーズン1は、2022年9月2日(金)Amazon Prime Videoにて配信。
Source: Deadline