ジョージ・ルーカス設立「ルーカス美術館」2026年9月オープン決定 ─ 物語を描いたアート、4万点以上を収蔵

『スター・ウォーズ』ジョージ・ルーカスが共同設立者となるルーカス美術館(Lucas Museum of Narrative Art)が、2026年9月22日、ロサンゼルスのエクスポジション・パークにてオープンすることが発表された。
11エーカー(44,515㎡、ほぼ東京ドームひとつぶん)の敷地に建設されている30万平方フィートの施設には、総面積10万平方フィート(約9,000㎡)におよぶ35のギャラリーをはじめ、2つの劇場、図書館、レストラン、カフェ、ミュージアムショップ、コミュニティスペースが含まれる。
美術館の設計を担当したのは建築家の馬岩松(マー・ヤンソン)。敷地内に新たにデザインされた緑地空間はミア・レーラーが手がけた。
常設コレクションには、ナラティブアート(物語芸術)としては最大級の4万点以上を収蔵。各ギャラリーには「愛」や「家族」「コミュニティ」「遊び」「仕事」「スポーツ」「子供時代」「冒険」などの名前が冠され、おなじみの作家による名作から、20世紀と21世紀の壁画、コミックアート、児童書やSF作品の挿絵、20世紀文化の未来的ビジョンなどを展示する。
また「ルーカス・アーカイブ」には、ルーカス自身の映画キャリアにおける模型や小道具、コンセプトアート、衣装などを展示。ポスターをはじめとする映画関連資料の展示や、アーティストやフィルムメイカーにまつわるドキュメンタリーも上映される。
ルーカス美術館は、“イラストによるストーリーテリングは普遍的な言語である”という信念のもと、物語がいかに人々を結びつけ、人間の経験を捉えるかを探求することを目指して設立される。
共同設立のジョージ・ルーカスは、「物語は神話であり、イラストで表現されることによって人生の神秘を理解できる」とコメント。同じく共同創設者のメロディ・ホブソンも、「ここは民衆の芸術──私たちが日々携えている信念を描いたもの──の美術館であり、この芸術はすべての人のものです。ギャラリーをめぐりながら、みなさん自身の姿や、それぞれの人間性を映し出したものを見ていただけることを願っています」と声明を発表した。
なお、ルーカス美術館は当初2021年のオープン予定として2018年時点で計画されていたが、新型コロナウイルス禍による建設の遅れなどで開館が遅れていた。2022年の時点では2025年オープンと告知されていたが、いよいよ正式に開館日が決定された形だ。
▼ ジョージ・ルーカスの記事

「奇跡です」伝説化した『スター・ウォーズ/新たなる希望』オリジナル版が47年ぶり上映 いつか観たい…… 
『スター・ウォーズ』ジョージ・ルーカスが公の場でトーク、ヨーダを語る なんと貴重な! 
『スター・ウォーズ』C-3PO役アンソニー・ダニエルズ独占取材 ─ 「それがいつかわかるまで、生き続けてください」 THE RIVER独占です 
『スター・ウォーズ』「ディズニーだとか、オリジナルの方が良かったと冷笑する声もある」ジャー・ジャー・ビンクス役が熱弁「それでも僕たちは、皆のことを考えている」 感動的なスピーチでした 
『スター・ウォーズ/新たなる希望』オリジナル版が1978年以来初上映へ ─ 40年間マイナス5℃保管の貴重フィルム、ロンドン映画祭で蔵出し 作品や文化の保管は大切だなと
Source: Lucas Museum of Narrative Art


























