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『ボラプ』恋人役ルーシー・ボイントン、歌手・女優マリアンヌ・フェイスフルの伝記映画に出演交渉中 ─ アイドルからドラッグ依存と自殺未遂、そして復活へ

Image by MTV International

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でフレディ・マーキュリーの恋人メアリー・オースティン役を演じた女優ルーシー・ボイントンが、1960年代から活躍し、波乱の人生を送った歌手・女優のマリアンヌ・フェイスフルを描く伝記映画(タイトル未定)に出演交渉中であることがわかった。米Deadlineが伝えている。

報道によると、ルーシーは本作の主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務める方針で、ただいま契約交渉の真っただ中にあるとのこと。脚本家・監督などスタッフの顔ぶれは不明だが、2020年夏に撮影が行われる見込みだ。『シング・ストリート 未来へのうた』(2016)『ボヘミアン・ラプソディ』という近年屈指の音楽映画でヒロインを演じてきたルーシーが、ついに自ら歌い演じる役どころで主演を務めることになるか。


1964年にザ・ローリング・ストーンズ提供の楽曲「As Tears Go By(涙あふれて)」で歌手デビューしたルーシーは、その可憐なビジュアルと歌声で、一躍ポップ・アイドルとしての人気を獲得。ジャン・リュック・ゴダール監督作品『メイド・イン・USA』(1966)を皮切りに女優としても活動し、『あの胸にもういちど』(1968)では裸に黒革のブラックスーツを羽織ってバイクに乗る姿が世界的にインパクトを与え、『ルパン三世』アニメ版の峰不二子に影響を与えたともいわれている。

しかしマリアンヌは、ミック・ジャガーとの交際を始めたのち、1960年代後半からドラッグやアルコールへの依存、流産、精神的不安から自殺未遂をたびたび繰り返しており、その過程で、かつての歌声は失われていった。全裸のままオーバードーズで倒れているところを新聞で報じられるというスキャンダルもあり、アイドルとしてのイメージを捨て去り、しわがれた声となって1979年のアルバム「Broken English」で歌手活動を本格再開。その後、ロックをはじめとする新境地をもって、歌手としての第一線に復帰した。女優としても、ソフィア・コッポラ監督作品『マリー・アントワネット』(2006)などに出演している。

ルーシーは『シング・ストリート』『ボヘミアン・ラプソディ』のほか、『オリエント急行殺人事件』(2017)や『アポストル 復讐の掟』(2018)、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(2017)、Netflixドラマ「ザ・ポリティシャン」(2019-)などに出演。今後が期待される若手女優の一人として、マリアンヌ役が実現すれば、新境地開拓を賭けた勝負作になることは間違いないだろう。続報に注目したい。

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Source: Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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