『ワイルド・スピード』シリーズ完結、テズ役リュダクリス「全然悲しくなんかない」

世界的人気を誇るカーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズは、全11作で完結することがわかっている。約20年間にわたって愛され続ける人気シリーズの幕切れに悲しみの声も少なくないだろう。こうした中、『ワイスピ』ファミリーの1人、テズ役のクリス・“リュダクリス”・ブリッジスが、シリーズ完結に自身の心境を明かした。
2020年11月20日(米国時間)、第2作『ワイルド・スピードX2』(2003)より登場したテズ・パーカーを演じるリュダクリスが、人気トーク番組The Ellen Showにオンライン出演。ホストより、「『ワイルド・スピード』シリーズが終わるなんて悲しいです」と言われると、感慨深そうに「発表されましたね。僕たちは、10作目と11作目で完結します」と答えた。「10作目で終わりだと思っていた」というリュダクリスは、現時点でシリーズ完結に「全然悲しくなんか無いです」と続けている。
「だって、僕は『ワイルド・スピードX2』(第2作)で初めて登場しましたけど、5作目でまた呼ばれるなんて思いもしなかったですから。今じゃもう5、6、7、8、9作目。それからもう2つ作るなんて、最高ですよ」。
『ワイルド・スピード』(2001)は当初、低予算のカーレース映画として制作されたが、作品を重ねるごとに規模が拡大。いまや世界中で親しまれる一大フランチャイズ作品へと大変貌を遂げた。
そんな本シリーズは、リュダクリスにとっても思い入れの深い作品であることは間違いないだろう。というのも、ラッパーだったリュダクリスは『ワイルド・スピードX2』で本格的な俳優デビューを飾っているのだ。その後、『クラッシュ』(2004)『ロックンローラ』(2008)『抱きたいカンケイ』(2011)などに出演を重ねたリュダクリス。俳優としてのキャリアの原点となった『ワイルド・スピード』の完結にあたっては、“悲しみ”よりも“感謝”や“喜び”の方が大きいのかもしれない。
本シリーズは、第9作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が2021年5月28日に米公開予定。第10&11作の監督には、第3〜6作を手がけ、『ジェットブレイク』で復帰を飾るジャスティン・リンが契約交渉にある。
Source: The Ellen Show