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『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』後のルークを描くドラマは観たい? ─ マーク・ハミルは「要らない」

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

もしも『スター・ウォーズ』で、若きルーク・スカイウォーカーの新シリーズが観られる可能性があるとしたら、あなたは希望するだろうか?

帝国の勃興後、“希望”の象徴だったルークは、オビ=ワン・ケノービとヨーダによる前世代の霊体によって訓練を受け、ダース・ベイダーやパルパティーンに挑んだ。その活躍によって帝国軍を滅ぼすことに成功したルークはその後、ジェダイ・オーダーの再建に挑むも失敗。隠遁生活は続3部作で描かれたが、“マスター・ルーク”としての勇姿をもっと観たいとする声は少なくない。

マンダロリアン ルーク・スカイウォーカー
『マンダロリアン』シーズン2 ディズニープラスにて独占配信(C)2020 Lucasfilm Ltd.

帝国軍崩壊後を描くドラマ「マンダロリアン」や「ボバ・フェット」では、若きルーク・スカイウォーカーの再登場が実現した。ボディダブルの演技をルークの顔にデジタル加工して再現。「ボバ・フェット」登場時は、人工知能が学習したハミルの声が利用されている。

最新技術をもってすれば、もはや生身の俳優は必ずしも必要ではなくなる。「“これで『ジェダイの帰還』以降のルークのドラマシリーズができるようになりましたね”と言われることがある」と、ハミルも米Esqurieで認める。

『スター・ウォーズ』は今後、アソーカ・タノの単独シリーズ「アソーカ」がリリース予定。ルークとアソーカは「ボバ・フェット」で交流しているので、理論上はまたルークが姿を見せる可能性はある。

だからと言って、若きルーク・スカイウォーカーの単独シリーズを制作すべきというわけではない、というのがハミルの意見だ。「まず第一に、そういった話をやる必要がない。でも、もしもやるというのなら、年齢に応じた俳優を起用すればいいんです」。

『ジェダイの帰還』後のルークの詳しい物語を実写で見れる日には期待しない方が良さそうだが、コミックを楽しむのも手だ。現在、邦訳版が発売されている『スター・ウォーズ』の正史コミックはいくつか存在するが、『スター・ウォーズ:砕かれた帝国』は映画『ジェダイの帰還』の直後が舞台。エンドアの戦いの直後から、ルークらと帝国残党との戦いがまだ終わっていなかったことを描く。

ちなみにハミルは、ルークの死が描かれた『最後のジェダイ』の脚本を読んだ時から、「自分の人生の一部だった役から精神的に離脱するプロセスに入った」という。ところが、ジョン・ファヴローやデイヴ・フィローニといった新たな製作陣が「マンダロリアン」の計画を伝えるために訪れるや、「すごく感銘を受けた」ため再演。スクリーンに蘇った若きルークを見ると、まるで一方だけが若い自身の双子を見るような、奇妙な気持ちになったそうだ。

Source:Esqurie

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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