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『スパイダーマン』ユニバース、新作スピンオフ映画「マダム・ウェブ」でさらに拡大へ ─ 予知能力を持つ盲目の老女、いかに映画化されるのか

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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米ソニー・ピクチャーズは、トム・ハーディ主演『ヴェノム』シリーズや、ジャレッド・レト主演『モービウス(原題:Morbius)』に続いて、自社独自の『スパイダーマン』ユニバースをさらに拡大する姿勢のようだ。コミックに登場する“盲目の老女”マダム・ウェブを主人公とする新作スピンオフ映画の企画が進められていることを、米Colliderなどが伝えた。

1980年11月に刊行された「The Amazing Spider-Man」#210にて初登場したマダム・ウェブは、神経筋疾患を患った盲目の老女で、移動や呼吸さえ難しいため、蜘蛛の巣のような生命維持装置に身体を繋がれているという設定。しかし“スパイダー・ヒーロー”たちの未来を予知したり、現実を透視したりという能力を持っており、コミックではピーター・パーカー/スパイダーマンや複数のスパイダーウーマンを助けてきた。そのほか、アニメやゲーム作品にも登場してきたキャラクターである。


報道によると、『マダム・ウェブ(仮題)』の脚本家には、前述の『モービウス』を執筆したマット・サザマ&バーク・シャープレスが就任した。『モービウス』は、ヴェノムと同じくスパイダーマンの敵役である科学者マイケル・モービウス/モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアを描く物語。ジャレッド・レトは、血液疾患を治療すべく人体実験に臨み、吸血鬼のような体質を得てしまった主人公を演じている。

マット&バークは、過去に『キング・オブ・エジプト』(2016)『パワーレンジャー』(2017)などを執筆した経験はあるものの、現時点で輝かしいフィルモグラフィの持ち主とは言いがたい。それでも『モービウス』に続いての起用となったのは、自社独自の『スパイダーマン』ユニバースを構想しているというソニーが2人の筆力を高く評価したためだろう。もっとも課題となりそうなのは、“生命維持装置に繋がれた盲目の老女”という主人公の物語をいかにして映画化するのかという点。自らヴィランと戦えない以上、ほかのヒーローとタッグを組むことは避けられないようにも思われるが、果たして…。

2019年9月27日現在、『マダム・ウェブ』の統括にあたっているのは、ソニー幹部で『スノーホワイト』シリーズなどをプロデュースしたパラク・パテル。プロデューサーは不明だが、『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズの経緯を鑑みると、アヴィ・アラッド、エイミー・パスカル、マット・トルマックの3名が携わる可能性は高いとみられる。

なお、ソニーは『ヴェノム』続編や『モービウス』のほか、アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の続編およびスピンオフ作品、そしてテレビシリーズを5~6作品計画しているとのこと。いまだ明らかになっていないプロジェクトの公式発表が待たれる。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ブルーレイ&DVDは2019年12月4日(水)リリース。11月6日(水)よりデジタル先行配信。

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Sources: Collider, THR

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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