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『マッドマックス』シャーリーズ・セロンがトム・ハーディの遅刻癖に激怒していた ─ 撮影中は「喧嘩しているか、無視し合っているか」

マッドマックス 怒りのデス・ロード
© Warner Bros. Feature Productions Pty Limited, Village Roadshow Films North America Inc., and Ratpac-Dune Entertainment LLC

アカデミー賞では最多6部門で受賞したほか、世界中でいまなお絶大な人気を誇る傑作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)。メインキャストのトム・ハーディシャーリーズ・セロンが撮影中に険悪な仲だったことは有名な話だが、シャーリーズは「安全ではない」と感じることさえあったようだ。

マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、最強の同士として関係を築き上げたトム・ハーディふんするマックスとシャーリーズ・セロンふんするフュリオサだが、当時の撮影についてシャーリーズは、「私たちは喧嘩しているか、無視し合っているかのどちらかでした」と、20年間に及ぶ本作の舞台裏を綴った書籍『Blood, Sweat, and Chrome: The Wild and True Story of Mad Max: Fury Road』にて説明。セロンはハーディと険悪な仲になったことで、ほかのキャストやスタッフにまで悪影響を与えてしまったといい、「あんなことをするべきではありませんでした。もっと上手くやるべきでした」と深く反省している。

ふたりの撮影中の様子を近くで見ていたカメラアシスタントのリッキー・シャンバーグは、「トムはとても挑発的な方でしたが、シャーリーズは違いました。それでふたりはぶつかり合っていたのです」と説明。一方で最高司令官役を演じたリチャード・ノートンは、「トムはアクションなどの振り付けに正当性を求めていました」としながら、「シャーリーズはシンプルを求めていました」と語っている。ふたりの衝突の原因は、性格や価値観の違いから生じていたようだ。

また、カメラオペレーターのマーク・ゲルニヒトは、「トムは、朝は絶対に時間通りに来ないことで有名でした」といい、その遅刻癖が原因でふたりの関係はさらに険悪なものになったようだ。8時の撮影現場入りだった日のことで、「時間ちょうどに到着したシャーリーズは、そのままウォー・リグに座りました。8時に彼が来ることはないとわかっていましたけど」と、ゲルニヒトは当時の出来事について詳細に振り返っていく。

「9時になっても彼は来ませんでした。“シャーリーズ、ウォー・リグから降りて周りを散歩しますか?”と声をかけたところ、“いいえ、ここにいます”と返されました。彼女は本当に何かを主張するつもりだったのでしょう。だからトイレにも行かず、ただウォー・リグの中でずっと座っていましたよ。

11時。シャーリーズはすでにメイクを終えており、フルコスチュームの状態で、3時間ものあいだ座っていたんです。そこにトムが現れ、何気なく砂漠を歩いていきました。そしたらシャーリーズがウォー・リグから飛び出て、彼に向かって怒鳴りました。“クルーを拘束した分、10万ドルの罰金だ”“なんて無礼なんだ!”と。彼女の言うとおりでしたよ。」

トムはシャーリーズに近づき、“なんて言ったんだ?”と言い返してきたんです。トムはかなり威圧的でした。それを彼女は脅威に感じたんです」と続けるゲルニヒト。「“守ってくれる人が欲しい”と彼女に言われて、ひとりのプロデューサーを常に彼女の側にいさせることにしました」。

そのプロデューサーというのはデニーズ・ディ・ノヴィのことであり、このことについてシャーリーズは、「女性のプロデューサーがいれば、少しは平等になるのではないかという思いがありました。安全ではないと感じていましたから」と打ち明けている。それでもなおシャーリーズは、「撮影現場では孤独を感じていました」とのことだ。

一方のハーディもまた、シャーリーズと同じく当時の態度を深く反省している。「後から考えると、色々な意味で僕の持つ能力の範疇を越えていました。時々、僕と彼女は重圧に押し潰されそうになっていました。彼女からすれば、僕が更に経験豊富な相方である必要があったのでしょう。でも、それは偽ることの出来ないものなので。当時よりも年齢と経験を重ねた今なら、上手く役目を果たせると信じたいです」。

Source: Vanity Fair

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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