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『マッドマックス 怒りのデスロード』主演候補だったアーミー・ハマー、トム・ハーディ迫真の演技を見て辞退していた

トム・ハーディ Tom Hardy アーミー・ハマー Armie Hammer
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tom_Hardy_by_Gage_Skidmore.jpg|Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Armie_Hammer_Final_Portrait_Red_Carpet_Berlinale_2017_(cropped).jpg|Remixed by THE RIVER

ジョージ・ミラー監督による傑作アクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2016)では、主演を務めたトム・ハーディの他にもマックス・ロカタンスキー役の有力候補とされていた俳優がいた。なかでも、ハーディと共にオーディションの最終審査に残ったのがアーミー・ハマーだった。

このたび米Vultureは、2022年2月22日にアメリカで出版が予定されている『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の20年間に及ぶ製作の舞台裏を綴った書籍『Blood, Sweat, and Chrome: The Wild and True Story of Mad Max: Fury Road』の内容を先行公開。著書のカイル・ブキャナンが記したところによれば、ハーディの迫真の演技を見たハマーはジョージ・ミラー監督に直接、ハーディの起用を勧めたという。

「(オーディションの)最終段階に来ると、ハーディはジェレミー・レナー、そしてアーミー・ハマーと並んで(主演候補の)フロントランナーとなった。ハーディとハマーに至ってはオーディションの一貫として一緒に読み合わせを行った。ハーディが歯ぎしりし、相手役に対してツバを吐きかけると、(相手役の)ハマーはミラーに対して、自分よりもハーディがマックスになるべきだと伝えた。

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このエピソードは本国アメリカですでに話題となっており、米Varietyは「トム・ハーディ、『マッドマックス』のオーディションでアーミー・ハマーにツバを吐き、役を勝ち取っていた」という見出しで記事を掲載している。タイトルだけ見るとハーディが無礼なようにも捉えられるが、ハーディは粗野で無骨なマックスになりきっていたのだろうから、むしろ仕事を全うしたと言える。

ところで、本書ではオーディション中のハーディの紳士的な行動についての証言も紹介されている。ハーディが『マイティ・ソー』シリーズなどで知られるカット・デニングスと読み合わせを行っていた時のことだ。「感心したと思ったのが…」と切り出したジョージ・ミラー監督によると、不安に感じていたデニングスに対して、ハーディが「リラックスさせるのを手伝い、指導してあげていた」という。ひとたびマックスから離れたハーディは、やはり英国紳士だった。

ちなみにアーミー・ハマーといえば、ジョージ・ミラー監督が2000年代に企画していたDCヒーローのアッセンブル映画『ジャスティス・リーグ・モータル(原題) /Justice League Mortal』でバットマン役に起用されていた。結局、企画は幻に終わってしまったが……。

Source: Vulture

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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