『インデペンデンス・デイ』ローランド・エメリッヒ、オペラ『魔笛』現代版映画化をプロデュース ─ 2022年の世界公開めざす

『インデペンデンス・デイ』(1996)監督のローランド・エメリッヒが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによるオペラ作品『魔笛』の現代版映画化『魔笛(原題:The Magic Flute)』をプロデュースすることがわかった。米Varietyが報じている。
本作は現代ヨーロッパを舞台に、伝説的なモーツァルトの寄宿学校に通うため、ロンドンからオーストリアに向かった17歳の主人公ティム・ウォーカーが、100年にわたって忘れられていた“通路”を見つける物語。その道は、オペラ『魔笛』の幻想的な世界へと繋がっていて……。オペラを基にした英語作品となる本作では、監督を新鋭フロリアン・シグルが務める。なお『魔笛』は、『オリエント急行殺人事件』(2017)のケネス・ブラナー監督が2006年に映画化している。
本作でVFXを担当するドイツのVFX制作会社Pixomondoは、エメリッヒが手掛けた『2012』(2009)『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)『ミッドウェイ(原題:Midway)』(2020)などでも仕事を共にしている。本作は撮影準備に取り掛かっている段階で、2020年内にドイツのバイエルン州とモロッコでの撮影を予定しており、2022年の全世界公開を目指すとのこと。
プロデューサーにはローランド・エメリッヒ、Flute Filmのクリストファー・ツウィックラー、ファビアン・ウォルフアートらが就任している。製作は、エメリッヒが設立したセントロポリス・エンターテインメント、ドイツの製作会社Tobis Filmが共同で務める。また、Tobis Filmはドイツ語圏での配給も担当するとのこと。
エメリッヒはTobis Filmについて、「ドイツで最も成功した配給・製作会社の一つ、Tobis Filmとシギル監督版『魔笛』を共同製作することにワクワクしています」「彼らの優れたマーケティング知識と意欲的なチームによって、この映画をドイツ語圏の幅広いオーディエンスに届けられると確信しています」とコメントしている。
Source: Variety