「マンダロリアン」解雇されたキャラ・デューン役はシーズン3でどうなるの?

『スター・ウォーズ』のドラマシリーズ「マンダロリアン」待望のシーズン3が2023年3月1日より配信開始となるが、一つ気がかりなことがある。過去にシリーズから追放されたジーナ・カラーノが演じたキャラ・デューンの行方だ。
ジーナ・カラーノが「マンダロリアン」ルーカスフィルムから実質解雇になったのは2021年のこと。SNSで過激な政治的発言を繰り返したことで物議を醸しての解雇劇だった。そればかりでなく、カラーノは所属していたエージェンシーからも縁を切られ、ハズブロ社はキャラ・デューン関連商品を全て製造中止とした。当時、水面下でキャラ・デューンの単独シリーズも計画されていたというが、お蔵入りとなっている。
キャラ・デューンはシーズン1と2に登場した元反乱軍のショックトルーパーで、主要人物の1人だった。欠かせない存在だっただけに、その不在を劇中でどのように扱うのかが注目されている。

エピソード監督のリック・ファムイーワは、キャラ・デューンの担う役割が大きいものであったことを米Deadlineに認めた。ジョン・ファヴローを含む製作陣は、彼女が不在になったことで今後をどうするか、検討の時間を設けたという。「これはドラマに影響してくるだろうということで議論をしました。しかし同時に、このドラマの核となるのは、ディン・ジャリンとグローグーの2人です。だから究極的には、その2人や、マンダロリアンたちの周囲を整備するような、そんな感じでしたね」。
『スター・ウォーズ』の銀河でキャラ・デューンはどういう扱いになったのか、結局のところ製作陣は明確な回答を避けている。デイブ・フィローニは「巨大な銀河で、そこにはたくさんのキャラクターがいます。彼らはみな、自分の登場時間のために戦っている。それがどんな冒険になるかは、今後のシーズンを見ていくとしましょう」とコメント。キャラ・デューンについての直接的な言及は「素晴らしいキャラクターで、ディン・ジャリンの序章に欠かせない人物でした」とするのみで、「彼(ディン・ジャリン)がそこから進化したのかどうかを見るとしましょう」とピントをずらした。
また、シーズン2に登場したボ=カターン・クライズが重要な位置にいるようになったとも続けている。やはり、物語上のキャラ・デューンはしれっと自然退場する処遇なのだろう。シーズン3ではキャラ・デューンの名前だけ言及されるかもしれないし、あるいは影も形も見せないかもしれない。
なおカラーノはルーカスフィルムからの解雇から程なくして発表された保守系メディア製作の映画などいくつかの企画で俳優活動を続けている。
▼ 「マンダロリアン」の記事
『マンダロリアン シーズン3』&『スター・ウォーズ:アソーカ』激アツ名場面、解説 ─ スター・ウォーズ熱再燃のスチールブック発売、ボーナス・コンテンツもレビュー PR「セレブレーション」ステッカーも配布 アナキン役ヘイデン・クリステンセン劇中使用ライトセーバーや「マンダロリアン」ペドロ・パスカル着用ヘルメットなど「スター・ウォーズ セレブレーション」で実物展示へ しっかり拝みたい 「マンダロリアン」バッグに入れて連れ歩ける実物大グローグーのフィギュア登場、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」で先行販売 反則の可愛さ 「マンダロリアン」モフ・ギデオン役、今後の再登場に熱意 ─ 「多くの道が残されている」とジャンカルロ・エスポジート 思い入れの強いヴィランだそう ロバート・ダウニー・Jr.がトニー・スターク再演の「アベンジャーズ・キャンパス」スターク・フライト・ラボ、米ディズニーランド登場へ 乗りたいよ〜
Source:Deadline