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「マンダロリアン」ジーナ・カラーノ、解雇後初の新作映画が始動 ─ 『ブルータル・ジャスティス』製作陣、『ヒッチャー』脚本家とタッグ

Gina Carano ジーナ・カラーノ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SDCC_2015_-_Gina_Carano_(19136144843).jpg

『スター・ウォーズ』実写ドラマ「マンダロリアン」のキャラ・デューン役を解雇されたジーナ・カラーノによる、騒動後はじめての新作映画(タイトル未定)の詳細が明らかになった。米Deadlineが報じている。

総合格闘技出身のジーナ・カラーノは、『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)や『デッドプール』(2016)などで俳優業に進出。「マンダロリアン」ではメインキャストのキャラ・デューン役を演じていたが、2021年2月、現在の政治対立をナチスのユダヤ人迫害にたとえた文章をSNSでシェアしたことで批判を受け、過去のSNS投稿も問題視された。Twitterではジーナの解雇を求める声が上がり、約6時間後にルーカスフィルムは事実上の解雇を表明している

報道によると、ジーナの主演映画は、『ヒッチャー』(1986)のエリック・レッドが原作・脚本を手がけるアクション・スリラー。トラウマを負った女性が、自分を追う連続殺人鬼「ホワイト・ナックル」を追い詰めるため、長距離トラックの運転手とともに戦いに挑む物語だ。道中で出会う人々、犯人を捕まえられない無力な警察に悩まされながら、殺人鬼の恐怖を終わらせることができるのか……。作品のテイストは『激突!』(1971)や『ブレーキ・ダウン』(1997)『トゥルー・グリット』(2010)に近いものになるという。

本作は「マンダロリアン」の解雇後に報じられた、米国の保守派メディアThe Daily Wireとジーナの協働企画。ジーナは主演・製作を務め、発表に際しては「自分がやりたいこと、今の自分に必要なことはまさにこれだと感じています。翼を授かったような思いです」とのコメントを発表した。監督は現在交渉中で、プロデューサーには『ブルータル・ジャスティス』(2018)のダラス・ソニエ&アマンダ・プレスミックらが就任している。

撮影は2021年10月よりテネシー州、ユタ州、モンタナ州にて実施される予定で、2022年の第一四半期の公開を目指している。米国ではThe Daily Wireの会員向けに公開されるが、製作チームは世界展開を計画しており、Voltage Picturesが海外配給権の販売を担当する。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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