タイカ・ワイティティ、「マンダロリアン」シーズン2は監督せず ─ スケジュール合わず断念

『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズ「マンダロリアン」シーズン1でエピソード監督を務めたタイカ・ワイティティが、シーズン2に監督として参加していないことがわかった。Instagramにてタイカ自身が明らかにした。
2020年4月9日(米国時間)、自身の監督作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)をSNS上でファンとともに鑑賞したタイカは、ファンの質問に対し、「『マンダロリアン』シーズン2は1話も監督していません。別の映画を──マイケル・ファスベンダーと一緒にサッカー映画を撮っていたので」とコメントしている。スケジュールの都合で、今回はエピソード監督への就任を断念したというわけだ。
『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞脚色賞に輝き、今もっとも注目されるフィルムメーカーとして数多くの企画に携わるタイカ・ワイティティは、「マンダロリアン」でIG-11の声優を担当し、シーズン1の最終話(第8話)「贖罪」を監督。このエピソードは『スター・ウォーズ』ファンからも絶賛され、シリーズの評価をさらに押し上げた。
「マンダロリアン」は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)の出来事から5年後、帝国が崩壊し、ファースト・オーダーが台頭する以前の時代に現れた“一匹狼の戦士”マンダロリアンの戦いを描く物語。シーズン2のエピソード監督には、シリーズの脚本・製作総指揮を務めるジョン・ファヴロー&デイヴ・フィローニのほか、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザースが就任していることが判明済み。アニメ「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」の人気キャラクター、アソーカ・タノが実写作品に初登場するのも見どころだ。撮影は2020年3月上旬に終了しており、2020年10月に米国配信予定となっている。
ちなみにワイティティが撮影していた“サッカー映画”とは、実話を基にした『Next Goals Win(原題)』のこと。2001年FIFAワールドカップ予選でオーストラリア代表に0対31という歴史的大敗を喫し、FIFAランキング最下位に10年以上君臨した“世界最弱”アメリカ領サモア代表が、オランダ人監督のもと、2014年のワールドカップ予選に挑む物語だ。今回、タイカは「スポーツを撮ったことがなかったのでスポーツ映画を撮ることを決めました。(スポーツのことは)何もわからなかったし、今でもわかってません」とユーモアを交えて話してもいる。
Source: Taika Waititi, Comicbook.com