マーク・ストロング、『007』オーディションで大失敗 ─ 前夜に酒、一緒に飲んでいたのはあのボンド俳優

『キングスマン』シリーズや『シャザム!』(2019)などで知られるマーク・ストロングが、かつて受けた『007』シリーズのオーディションで大失敗していたことを明かした。その失敗を作り出した原因には、皮肉にも後に立派なボンド俳優になるアノ俳優が関わっていた…。
マークがこれを明かしたのは英テレビ番組にて。司会者から「準備不足だったオーディションなどはありましたか?」と尋ねられると、マークは「ボンド映画で悪役を受けたときです」と昨日のことかのようにすかざず回答。マークいわく、5代目ジェームズ・ボンド、ピアース・ブロスナンの『007』シリーズの作品だったという。
ここで、オーディション前夜のことを語り始めたマークは、「セリフを覚えてから、お祝いで飲みにいったんです。そこで酔っ払っちゃって」と当時を思い起こす。「飲みすぎちゃって、次の日はひどい二日酔いで…」。ここまでで、オーディションで失敗した理由に察しがつくが、マークは当日の様子を次のように明かしている。
「それでも、逃すまいとオーディションに行きました。部屋に入ると、7人くらいが後ろで座っていましたね。そんな中で始めたんですけど、セリフが飛んでしまいました。何だったかも思い出せずで。そこでもうダメになっちゃいました。」
飲みに行く直前で覚えたセリフも二日酔いのせいで忘れてしまったマーク。その場の状況に相当焦っていたのだろう、「汗かきましたよ」と振り返る。ここでの大失敗に、マークは「ひどい経験でした。そこから学びました」と、二度と同じ過ちを繰り返さないと誓ったようだ。
話は終わりかと思いきや、マークはこの直後、とんでもないオチを繰り出した。「皮肉なことに僕があの夜、酔っ払う前に一緒にいたのはダニエル・クレイグだったんです」。ピアース・ブロスナンを継いで6代目ジェームズ・ボンドを襲名したあのダニエル・クレイグだ。スタジオが笑いに包まれる中、マークは「だから(落ちたのは)彼のせいです」と一言。かたや二日酔いで大失敗、かたやボンド俳優となり大成功。マークがクレイグのせいと(冗談で)言うのも無理はない。クレイグの7代目ボンド就任が発表された時、マークはどんな感情を抱いたのだろうか…。

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Source: Express