マーベル、アイアンマンやキャプテン・アメリカ役俳優の世代交代を予定!でも「今すぐじゃない」
マーベル・コミックが2016年に発表した最大のサプライズは、おそらく「トニー・スターク引退、黒人少女が後継者に」のニュースだろう。しかも作り手たちは、この世代交代をパラレルワールドではなく正史でやってのけたのだ。この展開はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のファンにも衝撃を与え、「アイアンマンをロバート・ダウニー・Jr.が演じなくなるのでは?」「クリス・エヴァンスもいつまでキャップを演じてくれるのか……」という声も聞かれた。
しかし今回、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はファンの不安を払拭してくれた。社長によると、MCUでも世代交代は起きるが、それは今すぐの話ではないという。
いつか来る「交代の日」のために
これからのMCUは、『ドクター・ストレンジ』の公開を皮切りに、スパイダーマンやブラック・パンサー、キャプテン・マーベルなど新ヒーロー/ヒロインの単独映画が相次ぐ。そこでナショナル・ポスト誌は、MCUをフェーズ1から牽引してきたヒーローの今後についてファイギ社長に尋ねている。
同誌が提案した可能性は2つだ。コミックのトニー・スタークのように若い世代を導くヒーローとなるのか、それとも俳優を一新してのリブートになるのか……。これに対してファイギ社長は「どちらもありうると思うよ」と答えた。
「マーベルのキャラクターは50年以上も存在するんだ。そして、比較的年を取らない。通常よりも若かったり老けていたりする別のストーリーも時々あるけど、ほとんどは一定の年齢を守りつづけている。彼らのほとんどは象徴なんだよ。ジェームズ・ボンドやバットマンのように、スパイダーマン、アイアンマンもそうだ。いつか別の俳優が演じる時が来るだろう」

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しかしファイギ社長は、その一方で「世代交代」がもうしばらく先になることも明かしている。
「今のところ良いニュースは、(交代を)長らく考えなくていいことさ。これからも同じキャスティングでストーリーを長く展開させるよ」
現在マーベル・スタジオは、次回作『ドクター・ストレンジ』のあと、2020年公開予定の『アンタイトルド・アベンジャーズ(仮題)』まで作品ラインナップを発表している。しかし「これからも」「長く」という言葉を信じるなら、それ以降もMCUの世代交代は心配しなくてもいいのかもしれない。
しかしいつかは、ロバート・ダウニー・Jr.のアイアンマンやクリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカ、その他のヒーローたちも新たな俳優たちに一新されることだろう。その時どんな風に楽しませてくれるのか、交代劇も含めてエンターテインメントとして楽しみにしたいものだ。
source: http://www.torontosun.com/2016/10/26/robert-downey-jr-as-iron-man-will-marvel-replace-its-biggest-star
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