クリス・ヘムズワース「リミットレス」の危険すぎる撮影、マーベルがストップをかけていた ─ 「『ソー:ラブ&サンダー』の後にしてほしい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のソー役で知られるクリス・ヘムズワースが、米ナショナルジオグラフィックの新ドキュメンタリー番組「リミットレス with クリス・ヘムズワース」で己の限界に挑んでいる。その危険な撮影に、マーベル・スタジオはいい顔をしなかったようだ。
「リミットレス」で、ヘムズワースは世界的に著名な専門家たちとチームを組み、長寿の秘密を解き明かすために6つの危険な試練に挑戦する。マイナス36度という極寒の北極圏の海を泳いだり、高さ900フィート(約270m)のビルの頂上を歩いたり、頭脳だけを頼りにGPSなしで大自然をトレッキングしたり、4日間の断食に挑んだりと、さまざまな極限に挑むのだ。
この撮影では、スタントマンやボディダブルがいる映画とは異なり、ヘムズワース本人が危険なスタントやチャレンジに取り組む。したがって、下手をすれば大怪我をするし、命に危険が及ぶ可能性さえある……。数々の不安材料を懸念したマーベル・スタジオの反応を、ヘムズワースが米番組「Jimmy Kimmel Live」で明かしている。
「(『リミットレス』のために)トレーニングを始めたら、足首を痛めてしまったんです。そうしたらマーベルが介入してきて、“ダメだ。この番組で死ぬかもしれない。こっちの映画(『ソー:ラブ&サンダー』)の後にしてほしい”と言われてしまいました。」
もっとも、ヘムズワースが「リミットレス」の撮影を先行させたことには理由があった。過酷な挑戦に臨むため、トレーナーから「できるだけ体重を軽くしてほしい。きちんと鍛えながらも体重を増やしすぎないように」との希望を受け、『ソー:ラブ&サンダー』より先に撮ろうとしていたのだ。しかし計画は狂い、撮影の順序は変更された。「『ソー』の撮影後は身体がソーの大きさなんです。トレーナーには“これは大変ですよ、今までで一番難しい仕事になる”と言われました」とはヘムズワースの談である。
ちなみにヘムズワースは、「リミットレス」の危険な撮影に対する家族の反応も明かしている。父親からは「やめておけ。クレイジーだ。何をやってるんだ?」と猛反対され、妻で女優のエルサ・パタキにも「なんで、またこんなことするの?」と尋ねられ、ヘムズワースが「わかんない。長生きするためかな?」と答えると、「もし落っこちたら長生き出来ないじゃない」と至極もっともな言葉を返されたそうだ。家族の反対が、ヘムズワースの気持ちを変えなかったのは言うまでもない。
クリス・へムズワースの挑戦をド迫力の映像で描いた「リミットレス with クリス・ヘムズワース」は、ディズニープラスにて配信中。
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Source: Jimmy Kimmel Live