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マーベル元幹部、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ロケット役ブラッドリー・クーパー起用に疑問呈していた ─ ジェームズ・ガン監督明かす

ブラッドリー・クーパー
Photo by Raph_PH https://www.flickr.com/photos/raph_ph/35547413626/ Remixed by THE RIVER

銀河の寄せ集め集団『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーには、人間だけでなく木やエイリアンなど、多様な種族が揃っている。個性豊かな顔ぶれの中でも、強烈な存在感を放っているのがアライグマのロケットだ。マーベル・スタジオ製作の映画シリーズでは、『アメリカン・スナイパー』(2014)『アリー/スター誕生』(2018)などで知られる俳優ブラッドリー・クーパーが声を担当している。

映画シリーズ2作や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)など、登場が何度も重ねられた今でこそ、ロケット役といえばブラッドリー・クーパーというイメージが定着しているが、第1作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のポスト・プロダクション(撮影後作業)の時点では、当時のマーベル・スタジオ幹部がクーパーの起用に疑問を呈していたという。

これを明かしているのが、映画シリーズを手がけてきたジェームズ・ガン監督。「何がどうなってブラッドリー・クーパーがロケット役に起用されたんでしょう。だって、彼が裏であの声を出しているのが想像できないんですもの」。ガン監督は、Twitterにて本シリーズのファンにこう尋ねられると、知られざる事実を明かしたのだ。

「今はもうマーベル・スタジオ/ディズニーで働いていない当時のある幹部が、初期の編集版を見て、こう言ったんです。(ロケットが)“ブラッドリー・クーパーらしくも無いのに、なんでブラッドリー・クーパーに金を払ったんだ!?”。僕は、“素晴らしい俳優だから彼を雇ったんです。それこそが重要なんです!彼がキャラクターを作り出すんです”って感じでしたよ。」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』出演前の時点で、『ハングオーバー』シリーズやアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『世界にひとつのプレイブック』(2012)などで、すでに俳優としての地歩を築き上げていたクーパー。スタジオ元幹部がクーパーの起用に異を唱えた真意こそ不明だが、上述のガン監督の言葉から察するに、演者が認識されにくいロケット役にクーパーを起用する必要はないと考えていたのだろう

ちなみに、ガン監督はロケット役に対する献身的なクーパーの取り組みについて、第1作の製作が初期段階にあった2013年にも語っている。「クーパーは、私が(ロケットに)望むどんな方向へも押し進めてくれます。絶対に諦めない男なんです。喉を痛め、目が充血し、鼻や耳から血を出すまで一日中スタジオにこもっていますから。それでも、彼は良いアライグマの声を吹き込んでくれるんです」。

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Source: MTV

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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