Menu
(0)

Search

「マーベル・ゾンビーズ」は長編映画の予定だった ─ 「事情があってテレビシリーズに」

マーベル・ゾンビーズ(※画像はイメージです)
※画像はイメージです Photo by Carlos Ayala https://www.flickr.com/photos/cma3/2658466115/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作アニメシリーズ「マーベル・ゾンビーズ(原題)」が、当初は長編アニメーション映画として計画されていたことがわかった。ショーランナーのブライアン・アンドリュースが米Colliderにて明かした。

本作は「ホワット・イフ…?」シーズン1第5話『もしも…ゾンビが出たら?』で描かれた、スーパーヒーローがゾンビ化してしまった世界で、拡大するゾンビ禍に新世代のヒーローが立ち向かうストーリー。実現のきっかけは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がゾンビのアイデアを気に入り、視聴者の反応も大きかったことだという。

「すぐに“新作を作ろう”という話になりました。“単なるエピソードのひとつではなく、独立した作品を”と」アンドリュースは振り返る。「最初は映画にしようと考えていたんです。“映画として公開すべきだ”と。いくつかの事情があり、4つのエピソードに分けることになりました。ですから、基本的には一本の映画を4つのパートに分けたようなミニシリーズです」。

本作のレーティングは、「17歳以下の視聴者には不適切」とされる成人向け作品に与えられるTV-MA指定。アンドリュースは「とんでもないことがたくさん起こります。どのエピソードにもぶっ飛んだところがある」と述べ、まずは第2話に注目してほしいと予告した。

「個人的に興味があるのは、第2話の展開に皆さんがどう反応するかということ。それ以外は何も言えません。ただし、どのエピソードにも、“うわ、嘘だろ、信じられない!”という瞬間があります。」

アンドリュースが予告するのは、TV-MA指定ならではのゴアシーンと言葉遣い、激しい展開、そしてまだ明かされていないサプライズだ。もっとも、「ただ大量のゴア描写を盛り込むことが大切だったわけではない」と製作チームの意図を説明してもいる。「キャラクター主導で、人々の感情や、彼らがピンチや危機に向き合う姿を描いています。“これを見てくれよ!すごいだろ!”などと、TV-MA指定を狙った側面を強調するのではなく、レーティングを利用して物語を自由に描くことが大切でした」。

声優陣にはMCUの映画キャストが復帰。エレーナ役のフローレンス・ピュー、レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、シャン・チー役のシム・リウ、ケイティ役のオークワフィナ、ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニ、アイアンハート役のドミニク・ソーン、ケイト・ビショップ役のヘイリー・スタインフェルド、ジミー・ウー捜査官役のランドール・パークが出演する。

「マーベル・ゾンビーズ(原題)」は、2025年9月24日にディズニープラスにて米国配信予定。

Source: Collider

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly