【ネタバレ解説】『マーベルズ』モニカ・ランボー、原作コミックでの設定は? ─ MCUのリーダー格となれるか

この記事には、『マーベルズ』のネタバレが含まれています。

モニカ・ランボー、原作コミックでは4つのコードネームが存在
『マーベルズ』では、ワンダ・マキシモフが引き起こした「ウエストビュー誘拐事件」の解決に貢献したモニカ・ランボーがニック・フューリーに引き抜かれ、宇宙ステーションS.A.B.E.Rの敏腕エージェントとして活動していた。ワンダが作り出した結界“ヘックス”の往来によりスーパーパワーを身につけたことから、高難易度のミッションには率先して駆り出されるなど、重宝される存在となっていた。
そんな中、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルとカマラ・カーン/ミズ・マーベルとの入れ替わりが発生。故郷を破壊されたキャプテン・マーベルを強く恨むクリー人のダー・ベンとの戦いに臨むことになった。再会をためらっていた“叔母”のキャロル、取り扱いに苦戦する後輩のミズ・マーベルと新チーム“マーベルズ”を結成し、最後にはキャロルとカマラから力を授かることで能力をさらに覚醒させたのだった。

劇中ではキャロルと肩を並べて戦うなど、頼もしい存在となったモニカだが、原作コミックでは複数のコードネームと共に活躍している。一つ目は、キャプテン・マーベル。ある時、異次元のエネルギーを浴びてしまったモニカはスーパーパワーを手に入れ、メディアからは“キャプテン・マーベル”という名前が付けられる。力を善い行いのために使おうと決めたモニカは、スパイダーマンの紹介によりアベンジャーズへ加入。実戦経験を重ね、リーダーを務められるほどの立ち位置となる。
その後、モニカは初代キャプテン・マーベルとして活動した“マー=ベル”の息子ジェニスにキャプテン・マーベルの名を譲り、フォトンと名乗るようになる。しかし、今度はジェニスがフォトンと名乗るようになったため、モニカはパルサーを次のコードネームに選んだ。新しい名と共に、ヒーローチーム“ネクスト・ウェーブ”を率いることになった。
モニカは最後に、パルサーからスペクトラムへコードネームを変更している。以降、アベンジャーズに再加入したり、未来に起こる戦いを予期し未然に阻止しようとキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースが結成したヒーローチーム“アルティメッツ”に加入したり、活躍の場を広げながら戦いに貢献した。
『マーベルズ』終盤では、強力ビームを放射したり、高速で飛行したり、エネルギーを意のままに操り、スーパーヒーローとして覚醒していったモニカ。カマラからは「プロフェッサー・マーベル」や「ドクター・マーベル」など、様々なコードネームを提案されていたが、結局はモニカ・ランボーのままだった。モニカは今頃、おまけシーンで描かれた重要展開に困惑しているだろうからコードネームどころではないが、いつか向き合う時がやってくるはずだ。
▼ 『マーベルズ』の記事
【解説】『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』旧X-MENメンバー復活の意味するところ ─ なぜビーストだけ椅子の場所が違うのか? X-MENは帰ってくる── ニック・フューリー役で9本ものオファーを受けた当初「どれだけ生きてなきゃならんのだ」と驚いたサミュエル・L・ジャクソン ─ 好きなシーンは『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー』 そりゃそうだよね ブリー・ラーソン、MCUにキャプテン・マーベル役で復帰か?「知ってることがあるけど言えない」 ってことは……? 『デッドプール&ウルヴァリン』では『X-MEN』の何かが起こる? ─ 「本当に全てが始まる時」、ケヴィン・ファイギが意味深予告 何が始まるというのだ… マーベル・スタジオ、今後は「年に映画2〜3本、ドラマ2本程度」に減らすと発表 量より質の戦略に