キアヌ・リーブス、『マトリックス』ネオの名シーンを選ぶにも思い出がありすぎて選びきれない

『マトリックス レザレクションズ』の公開にあたり、キアヌ・リーブスが『マトリックス』シリーズで思い出に残っているシーンを振り返った。しかし、数々の名シーンやアクションで知られる3部作、しかもネオ役として主演を務めてきただけあって、なかなかいくつかに厳選することは難しいようで……。
この記事には、『マトリックス』『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』のネタバレが含まれています。

キアヌ・リーブスが振り返る『マトリックス』名シーン
英BBC Radio1に登場したキアヌは、「好きなネオのシーンや出番は?」との質問に、「思いつくのはトーマス・アンダーソンがクラブでトリニティーと出会うところや、最初の道場でのファイト」と回答。どちらも『マトリックス』(1999)のシーンで、ネオがマトリックスから現実世界に覚醒する以前、初めてトリニティー(キャリー・アン=モス)と言葉を交わす場面と、戦闘訓練を積んだネオがモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)を相手に格闘の実戦に望むくだりだ。
続いてキアヌが挙げるのは、『マトリックス レボリューションズ』(2003)のスミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)との最終決戦と、『マトリックス リローデッド』(2003)の大量に増殖したスミスとの戦い。ただし、キアヌにとって『マトリックス』はよほど思い出深いのだろう、「モーフィアスと初めて会ったシーンや、ポッドの中で初めて目覚めるシーン」と再び1作目に戻ったかと思いきや、「目が見えないシーンを撮影した時は、本当に2日間目を閉じたままだった」と当時を振り返ってもいる。『レボリューションズ』では、人類側の乗組員であるベインを乗っ取ったスミスの襲撃を受け、ネオは両目を失明してしまうのだ。
さらにキアヌは、トリニティー役のキャリー・アン・モスとの仕事がとても心に残っているよう。「トリニティーが死んでしまうところのラブシーン(『レボリューションズ』)だけでなく、彼女との毎日が」と語ったほか、1作目『マトリックス』の冒頭シーンや、おなじみキアヌ演じるネオの銃弾避けの直後、トリニティーがエージェントの頭に銃をつきつけ「よけてみな」と言い放ち引き金を引くシーンを振り返った。
同じく共演者という意味では、スミス役のヒューゴ・ウィーヴィングについても、1作目の取調室のシーンに触れて「ヒューゴと一緒に最高の日を過ごしました。台詞回しと演技、本当に良いですよね」とコメント。インタビュアーとともに「ミスター・アンダーソン!」の言い回しも真似てみせた。
ちなみにキアヌは、『リローデッド』のクライマックス、アーキテクトとの対面シーンも「素晴らしかった」と語っている。いわく「本当にスリリングだった記憶があるし、シーン自体もすごくいい。ネオのあらゆる感情が解き放たれるのも面白いところです」。
最新作『マトリックス レザレクションズ』は公開中。
Source: BBC Radio 1