A24『X エックス』3部作、完結編にエリザベス・デビッキ&ケヴィン・ベーコン&ジャンカルロ・エスポジートら豪華キャストが結集

A24製作『X エックス』3部作の完結編『マキシーン(原題:MaXXXine)』に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『TENET テネット』(2020)のエリザベス・デビッキ、名優ケヴィン・ベーコン、「マンダロリアン」(2019-)のジャンカルロ・エスポジートら豪華キャストが出演する。米The Hollywood Reporterが報じた。
気鋭タイ・ウェストが監督・脚本を務めるホラー映画『X エックス』3部作は、『サスペリア』(2018)などで知られるミア・ゴスが主演。第1作『X エックス』(2022)は1979年のテキサスを舞台に、ポルノ映画を撮影すべく農場を訪れた3組のカップルが殺人鬼の老夫婦に襲われる物語で、ミアは主人公マキシーンと老婆パールの二役を演じた。
『マキシーン』にはミア、エリザベス、ケヴィン、ジャンカルロのほか、シンガーソングライターのモーゼス・サムニー、『ミッション:インポッシブル』シリーズのミシェル・モナハン、『アントマン』シリーズや『アイリッシュマン』(2019)のボビー・カナヴェイル、「エミリー、パリへ行く」(2020-)のリリー・コリンズ、こちらも音楽界から参戦する人気歌手ホールジーと錚々たる顔ぶれが結集。前2作とは異なるアプローチのキャスティングとなっている。
報道によると、本作は『X エックス』の惨劇を生き延びたマキシーンが、1980年のロサンゼルスで女優としての成功を目指す物語。アンダーグラウンドの危険な映画製作が描かれるといい、エリザベスは映画監督役、ジャンカルロはポルノ映画や売れない俳優のエージェント役、ケヴィンは私立探偵役、ミシェル&ボビーはロス市警の刑事役を演じる。モーゼス、リリー、ホールジーの役どころは明らかになっていない。

『X エックス』シリーズの前2作は製作費100万ドルの低予算に対し、どちらも優れた興行成績を記録。『マキシーン』はキャストを鑑みてもややスケールが大きくなりそうだが、今度はどんな恐怖が届けられるのか。撮影は2023年4月にロサンゼルスにて開始されるという。
なお、シリーズ第2作『パール(原題:Pearl)』は2022年9月に米国で公開されたが、現時点で日本公開情報は不明。物語の時系列は1919年に遡り、ミア演じるパールの過去が描かれる前日譚となっていた。
Source: The Hollywood Reporter