『マズ・カナタ、ジャワ族の中身説』を真面目に検証してみました【我が偏愛のSWクリーチャー10】

読者の皆様ごきげんいかがでしょうか。

唐突ではございますが、シリーズ10回目を迎えたこの『我が偏愛のスター・ウォーズ・クリーチャー』シリーズ、今回は節目として「スター・ウォーズ・サーガ最大の謎」を取り扱いたい、そう考えるわけでございます。

スター・ウォーズ・サーガ最大の謎とは

「最大の謎」とは何か。アナキン・スカイウォーカーの父親の正体?あるいはレイちゃんの出自の謎?ボバ・フェットの生死?残念、どれも違います(断言)。「スター・ウォーズ・サーガ最大の謎」とは、ズバリ、「ジャワ族のフードの下は何だろな?」です。
たくさんの方の離脱クリック音が聞こえた気がしましたが、心を強く持って進めたいと思います。

https://www.sideshowtoy.com/collectibles/star-wars-jawa-sideshow-collectibles-100122/

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ジャワ族とは

言わずと知れたエピソード1、2、4、6に登場したタトゥイーンの原住人型エイリアンです。1メートルそこそこの小柄な体躯、部族そろって、おそろいの茶色い外套を全身に纏い、そのフードからは黄色く光る両眼だけが覗いています。
栄えあるスター・ウォーズ・サーガ第一作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』序盤で、R2-D2を捕獲、オーウェン・ラーズに売りつけてた商魂逞しい姿が印象的でした。

その可愛らしい外見からSWファンの間でも非常に人気が高いエイリアンで、オリジナルトリロジーだけでなく、プリクエルにも複数回顔を出した彼らですが、その登場回数とは裏腹に、フードの下の素顔はついぞ謎に包まれたまま、となっておりました。
最新作『フォースの覚醒』には登場しなかった(ことになっている)ので、実に40年もの長きにわたってその秘密は保たれているわけです。

ところが、『フォースの覚醒』公開から一年あまり、ここにきて気になるファンセオリー、じゃなかった新説をネットの大海より仕入れてまいりましたので、スター・ウォーズ・クリーチャー好きとしてはいてもたってもいられず、事の真偽を吟味すべく、キーボードを乱打している次第でございます。その新説とは…

マズ・カナタが、ジャワ族の中身説

https://indierevolver.com/2016/01/21/indie-revolver-exclusive-about-that-maz-kanata-deleted-scene-from-star-wars-the-force-awakens/

https://indierevolver.com/2016/01/21/indie-revolver-exclusive-about-that-maz-kanata-deleted-scene-from-star-wars-the-force-awakens/

マズ・カナタとは、先ほどから話題に上っているサーガ最新作『フォースの覚醒』に登場した重要キャラ、タコダナで酒場を営んでいた、あの「ちっちゃいおばちゃんクリーチャー」です。銀河の荒くれどもが集う酒場を、女将として切り盛りしているだけでなく、フォースのライトサイドの信奉者として、何かと思わせぶりな発言をしたり、ライトセイバーを保管してたりしてましたね。

エピソード7のストーリーになくてはならない存在だったキャラクター、あの人がジャワ、なんてことあるのか?一見どこをどう見ても面影はないように見えますが、予断は禁物。その新説の論拠となっているポイントごとに、検証していきたいと思います。

1.まず体格が似ている

http://www.crouchingrancor.com/friday-fun-find-the-jawa/

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ジャワ族の成人の平均的な身長は1.2メートルから1.5メートル。中には1.7メートルくらいの個体も確認(1体)されていますが、人間でいうと小学生くらいの身長でだいたい成長が止まるようです。
対するマズ・カナタ、その口ぶりからかなりの高齢が予想されますが(設定だと1,000歳以上)、こちらの身長も1メートルを少し上回る程度、確かにフードの分を差し引いたら、ちょうど同じくらいの身長と言えます。現在の時点で、体格だけとってみれば、かなり類似が見られるわけです。

2.あのゴーグル、黄色く光るんじゃねえの?

http://geektyrant.com/news/deleted-scene-in-the-force-awakens-featured-maz-kanata-using-her-powers

http://geektyrant.com/news/deleted-scene-in-the-force-awakens-featured-maz-kanata-using-her-powers

ジャワ族といえば、先ほど申し上げたようにフードの下真っ黒に覆われた顔で唯一光る黄色い両眼。瞳孔らしきものが黄色い光の中に見えないので、あれはジャワの目ではなく、暗視ゴーグルならぬ、明視ゴーグルなのではないか、という分析は昔からございました。

そして、マズ・カナタといえば、顔に装着している拡大機能付きのゴーグルが印象的です。「マズ・カナタ=ジャワ説」によると彼女のゴーグルは、老眼鏡としてはかなり大仰すぎる造りですので、側面に光を発生させるジェネレータが搭載されていても不思議はないと、あれはジャワが付けているものと同じであるとの主張です。確かにそう言われてみると、マズのゴーグルの両眼の間隔と、ジャワ族の目の間隔、同じくらいに見えます。

3.マズ・カナタって絶対タトゥイーンにいたことあるよね?

ここで再度確認しておきますが、ジャワ族というのは、タトゥイーンの原住民族です。一方、マズ・カナタがいたタコダナという惑星は、そのタトゥイーンとは遠く離れた星系に位置しております。どちらも広い銀河系の辺境の星という設定で、何ならタトゥイーンもタコダナも、帝国軍やファースト・オーダーの目があまり届かないくらい何もないことになっている星ですので、二つの星間でそんなに頻繁な行き来があるようには見えないのですが(ハン・ソロは例外とします)、そうするとどうしてもおかしなことがあります。

それはマズ・カナタの居城、エントランス部分の前庭に吊るされている多種多様なバナー。少し詳しい方なら、あの布切れの中に、「ボバ・フェット」のエンブレムことマンダロリアンの紋章や、装甲の胸についていたマークがあることはご存知だと思います。

http://www.starwars.com/databank/mazs-castle

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実は、一瞬しか映らないあのバナー群の中で、(すべての模様を識別できるわけではないのですが)確認できるエンブレムのうちの大多数、実に13枚に、エピソード1に登場したタトゥイーンのポッドレーサーのマークが見て取れます。これはどう考えればいいでしょうか。一般的に、あのバナー群は、マズの城に立ち寄った客の記念に飾ってあると考えるのが自然ですよね?そうすると、マズの城にはタトゥイーンからのお客さんが多いってことになります。

例えばの話、ご近所にある飲み屋をご想像ください。飲み屋のコンセプトは郷土料理、沖縄料理、博多料理、なんでもいいですが、どんなお客さんがよく訪れていると思います?自然、そのコンセプトとなっている地方の出身者が多くなるのではないでしょうか。重ねて言いますが、タトゥイーンは観光名所でもなんでもありません(生き残ったジェダイが隠れるために選ぶような星です)。つまりこういう論旨になります。

「マズ・カナタの城はなぜかタトゥイーンからの客が多い」→「タトゥイーン出身者が特に好む要素がマズ・カナタの城にはある」→「城のオーナーであり、酒場のコンセプトを作ったであろうマズ・カナタはタトゥイーンにゆかりがある」

こういうことです。このロジックではなく、そもそもあのバナーはマズ・カナタの持ち物だったとしても、やっぱり結論は同じになります。

https://moviepilot.com/posts/3752993

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4.インフラブルー・ゼドベディ・ゴギンズの存在

http://www.starwars.com/news/star-wars-day-surprise-hear-the-full-version-of-jabba-flow-from-the-force-awakens

http://www.starwars.com/news/star-wars-day-surprise-hear-the-full-version-of-jabba-flow-from-the-force-awakens

マズ・カナタの酒場では、エピソード4に登場した「チャルマンの酒場」よろしく、カンティーナ・バンドがレゲエっぽいBGMを演奏しています。このバンドのフロントマン二人、インフラブルー・ゼドベティ・ゴギンズと、サズウォーター・ディリフェイ・グロンという名前の種族名未詳のエイリアンですが、お気づきの通り、一瞬ジャワ族を彷彿とさせる容姿をしております。服装は明らかに似ていますよね。前述したゴーグルについても、彼らにもあてはまりそうです。

「おいおい、マズじゃなくて、こいつらがジャワの中身なんじゃないの?」そんな説に飛びつきたくなりますが、ちょっと待ってください。まず身長が大きく異なりますし、前にせり出した頭部や太い指からも、彼らがジャワっていうのは無理がありそうです。

では、なぜ彼らはジャワを模したスタイルで演奏しているのか。それは当然、酒場のオーナーであるマズ・カナタの意向だからではないでしょうか。そしてなぜ、マズは、そんな一辺境の星の、600万語インストールされているというC3POのプログラムからも漏れるような超マイナー原住民の恰好を、自らが経営する酒場のバンドにさせているのか。それはマズ・カナタのルーツがジャワに関係あるからと考えるのが、やっぱり自然なわけです。

5.ジャワ族は敏感肌

そもそもなんでジャワ族って、タトゥイーンで砂漠の炎天下、あんな暑苦しいカッコして暮らしているのでしょう。筆者的には、タトゥイーンが二つの太陽を持つ星であることと関係が深いと思っています。

単純に日光を遮りたいのであれば、身にまとう衣の色は白系にしなくてはなりません。そこがジャワときたら、暖色である茶色の外套で全身を包み、さらに念入りに顔面まで黒い包帯で覆ってしまっています。このことから、ジャワは太陽からの熱を問題にしてはいないということがわかります。

そして、推測を続けると、おそらくタトゥイーンが戴く二つの太陽のうちどちらかから、もしくは両方からは、ジャワ族にとって有害な光線が出ているのでしょう。そのため光を反射するのではなく、吸収するタイプの色を纏っているわけです。その光線は眼球にも有害なので、ああいった黄色く発光する偏光ゴーグルが必要なのではないでしょうか。

一方タコダナには太陽は一つしかないようです。おそらくジャワにとって有害な光線もタコダナには届いていないか、一つなら問題ないか、どちらかでしょう。マズ・カナタの皮膚を見てください。いかがですか?あれはどう見ても紫外線に少しやられた敏感肌の人の肌ですよね?

いかがでしたでしょうか。後半息切れして、かなり強引な論旨となってしまったことは自覚しております。しかし、『スター・ウォーズサーガ、最初にして最大の謎』、ジャワ族の真の姿研究として、ここまで説得力っぽいものがある説も初めてでございます。

あと2本予定されているスター・ウォーズ。サーガ、またはアナザー・ストーリーの中で、はっきりした答えが出る日は来るのか。『フォースの覚醒』で、フィンがストームトルーパーの中身をあっさり明かしたように、疑問の余地がない答えがでることを願ってやまない、どうかしてるファンのいつもの妄言でございました。

スター・ウォーズ キャンペーン

Source:https://moviepilot.com/posts/3752993
Eyecatch Image:http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AF

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About the author

1977年生まれ。週刊少年ジャンプ脳のクリーチャー愛好家。玩具コレクター。エンドレスダイエッター。「意識低い系」の文章を信条としています。

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