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マーベル・スタジオ、2020~2022年の新作公開計画を発表 ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』後の「フェイズ4」

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米ウォルト・ディズニー・カンパニー/マーベル・スタジオは、2020~2022年の新作映画公開計画を発表した。2020年以降、マーベル・シネマティック・ユニバースは「フェイズ4(仮)」に突入。まずは3年間で8作品が登場する見込みだ。

2019年5月現在、マーベル・シネマティック・ユニバースは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に始まった「フェイズ3」の真っただなか。来たる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年6月28日公開、ソニー・ピクチャーズ作品)をもって「フェイズ3」は終了し、おそらく「フェイズ4」と呼ばれるであろう新局面へと突入していく。

2020~2022年、MCU新作映画公開計画

今回の発表によれば、2020~2022年に発表される新作映画の米国公開日は以下の通り。なお、マーベル・スタジオは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』後の新作ラインナップをいまだ正式に発表していない

  • 2020年5月1日
  • 2020年11月6日
  • 2021年2月12日
  • 2021年5月7日
  • 2021年11月5日
  • 2022年2月18日
  • 2022年5月6日
  • 2022年7月29日

現在の計画では、『ファー・フロム・ホーム』から「フェイズ4」第1作となる2020年5月公開作品までは10ヶ月の休止期間が設けられるようだ。さらに6ヶ月の間隔を空けて「フェイズ4」第2作が公開されたのち、約3ヶ月に1本というハイペースが基本的には復活している。

「フェイズ4」の先駆けとして有力なのは、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画(タイトル未定)および『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』。どちらもキャスト・スタッフが順次伝えられており、撮影開始も近いとみられている。

そのほか新作として報じられているのは、MCU初のアジア系ヒーロー単独映画『シャン・チー(邦題未定、原題:Shang-Chi)』をはじめ、『ドクター・ストレンジ』『ブラックパンサー』続編、そしてジェームズ・ガン監督が復帰する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』。正式発表こそなされていないが、すでに8本中6本が決定していることになる。2022年ごろには『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐクロスオーバー作品が登場しても不思議ではないが…?

なお今回発表されたのはディズニー/マーベル・スタジオ作品の公開計画であり、ここにソニー・ピクチャーズ製作の『スパイダーマン』シリーズは含まれていないという。ならば、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続くシリーズ第3作はどこに入るのか。ソニーとマーベル・スタジオの業務提携は『ファー・フロム・ホーム』をもって終了すると伝えられているだけに、その後、契約が継続されるかどうかも大きなポイントとなる。

なおマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のMCUについて「5年間の計画がある」発言していた。このたび発表された2020~2022年の計画は、いわばその前半戦となるものだ。その詳細は、おそらく2019年7月に開催されるサンディエゴ・コミコンにて明かされるだろう。

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Source: Polygon

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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