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MCU史上最も難航したキャスティング、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ピーター・クイルだった ─ クリス・プラット本人も認める

クリス・プラット
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/29850075278/ Remixed by THE RIVER

『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで11年間で22作品。これまでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は多くの映画スターをハリウッドに送り出し、多くの映画スターを世界中から招いてきた。では、いまや大勢のヒーローと俳優が存在するMCUにおいて、もっともキャスティングが困難をきわめた作品とは何だったのか。

MCUのほぼ全作品でキャスティング・ディレクターを務めてきたサラ・フィン氏は、これまでで一番大変だった作品は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)だと語っている。その理由は、ほかでもない主人公のピーター・クイル/スター・ロード役のクリス・プラットにあったそうだ。

ジェームズ・ガン監督、別の候補を検討していた

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のワールド・プレミアにて、フィン氏は米Varietyの取材に対して「すべての作品がそれぞれ大変でしたが、たぶん『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ですね」と語っている。

「ジェームズ・ガンはとても寛大な方なんですが、私が“この役柄(ピーター・クイル)はクリス・プラットだ”と言い続けていて、彼を困らせていたんです。しかもクリスはこの役を演じたがっていなかったので、オーディションも断っていました。やっとオーディションに来てもらうことができた時も、ジェームズ・ガンは彼に会おうとしてくれなくて。本当に大変でした。」

つまり、こういうことである。クリス・プラットはピーター・クイルという役柄にさほど関心がなく、ジェームズ・ガンはクイル役の俳優としてクリス・プラットにさほど関心がなかった。おそらく監督は、別の俳優をクイル役に起用しようとしていたのだろう。2人と作品を現在の形に繋ぎとめたのが、キャスティング・ディレクターのフィン氏だったのである。

「ようやく二人を会わせられた時は本当にうれしかったですね。キャスティングの話が“ピタッとハマった瞬間”のひとつです。これは間違いないという空気があって、みんながそう思っていた。10秒かからずにジェームズがこっちを向いて、“彼ですね”と言ってくれたんです。」

ジェームズ・ガン
ジェームズ・ガン Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/

それにしても、なぜフィン氏はクイル役にプラットを推し続けたのか。そのきっかけは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の脚本を読んでもらった時の印象だったという。

「たくさんの俳優にセリフを読んでもらったところ、全員とても素晴らしくて、まったく違うピーター・クイルだったんです。だけど、私の頭にはクリスの声がずっと残っていました。だから彼が興味を持ってくれた時は最高の気分でしたね。彼は最高でしょう、(クイル役として)完璧な人ですよ。」

このエピソードに対しては、フィン氏に対する絶賛の声がいくつも挙がっている。映画プロデューサーのパトリック・ミルサップス氏が「サラ・フィンこそキャスティング・ディレクターに賞を与えるべき理由だ、クリス・プラットとジェームズ・ガンのエピソードはすばらしい」とコメントしたところ、プラット本人がこれに応答した。

「その通りです! 彼女はあらゆる賞にふさわしい。このエピソードがまぎれもない真実だということは僕が証明します。彼女のおかげでマーベル・ユニバースの一員になれました。感謝しています。」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ2作品と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を経て、ガーディアンズのメンバーは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』に再登場する。ピーター・クイル=クリス・プラットの旅はまだまだ続くのだ。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』の劇場公開時期は未定。

Source: Variety, Chris Pratt, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条として、海外の映画・ドラマを中心に執筆しています。日本国内の映画やアニメーションも大好きです。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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