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MCUのポストクレジットシーン、『アベンジャーズ』第5作&第6作へと繋がる? ─「壮大な物語に向けて構築してきた」とケヴィン・ファイギ

ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35437565993/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品は本編後に、ポストクレジットシーンがほぼ毎回登場することでお馴染みだ。次回作へと繋がる展開や新たな登場人物の紹介など、最後まで決して席を立ってはならない重要な内容が描かれることが多い。

しかし、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギいわく、MCUにおけるポストクレジットシーンは必ずしもその作品と次回作を繋ぐ内容ではないとのこと。米Comicbook.comのインタビューにてファイギは、「全てが未来についてのものではありません。(『アベンジャーズ』(2012)で)シュワルマを食べている場面もありますし、(『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で)キャプテン・アメリカが話していたように忍耐を学ぶ必要があり、時に無意味に思えるものもあるかもしれません」と説明している。

僕たちにとって常に楽しいものなんです」とファイギがコメントするように、ポストクレジットシーンの中には物語に直接的な影響はなく、マーベルならではの遊び心が込められた映像も含まれている。その理由についてファイギは、「全てが同じように感じられるのは嫌なんです。だからポストクレジットシーンの中には繋がるものもあれば、そうでないものもあるんです」と語る。

それは、ドラマと映画で繋がるものとそうでないものがあるのと同じでしょうと続けるファイギ。2022年に配信となったドラマ「ミズ・マーベル」や「ムーンナイト」のように、MCU初登場となるキャラクターとそのはじまりのストーリーを描く独立した作品をはじめ、「ワンダヴィジョン」(2021)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)からの『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)のように物語が密接に繋がる作品、ふたつの種類が共存することが重要だと明かしている。

2022年7月21日〜24日に開催されていたサンディエゴ・コミコンにてファイギは、「ワンダヴィジョン」からはじまったフェーズ4が、「マルチバース・サーガ」という名称になることを発表しており、そのサーガはフェーズ6で終結するという。フェーズ6のラインナップは全て発表されているわけではないが、『ファンタスティック・フォー』と『アベンジャーズ』の第5作と第6作が判明済みだ

ポストクレジットシーンをはじめ、ドラマと映画の物語が全て繋がっているわけではないというが、ファイギは「これまで私たちが行ってきたことの多くは、『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ』やマルチバース・サーガなど、この壮大な物語に向けて構築されてきたものです」とも予告している。「今度はこの物語を皆さんが楽しんでくれることを願っています。フィナーレに向かう特急列車に乗っているような気分にもなれますし、フェーズ1〜3の数多くの作品がそうであったように、楽しい気分になれるはずですよ」。

MCUはこれから、『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ』、そして『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』に至るまでの、マルチバース・サーガの終結の物語に向けてさらに加速し、規模を拡大していくことだろう。

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Source:Comicbook.com

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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