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MCU「マルチバース・サーガ」フェーズ4~6 作品リスト ─ マーベル・スタジオ、サンディエゴ・コミコン2022全発表まとめ

https://twitter.com/MarvelStudios/status/1551009884564439040

2022年7月24日(米国時間)、マーベル・シネマティック・ユニバースの今後のラインナップが一挙に発表された。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)という集大成を経て始まったフェーズ4から、『アベンジャーズ』シリーズの第6作で幕を閉じるフェーズ6まで、映画とドラマの両方で再び織り上げられる巨大なタペストリーを、今度は「マルチバース・サーガ」と呼ぶことも判明している(フェーズ1~3は「インフィニティ・サーガ」だった)。

あまりにも膨大な作品の数々を、この記事では時系列順にまとめ直すことで、“これまで”をたどり直し、“これから”を追いかけるための地図としたい。なお、今回の発表に関する記事は末尾に集約した。

ちなみにマーベル・スタジオは随時情報を発表するため、現時点でここに記載されているものが「マルチバース・サーガ」の全作品とは限らない。2022年9月10日(米国時間)にはディズニーの巨大イベント「D23」でもプレゼンテーションが開催されるため、新たな企画や情報が追加される可能性も非常に高い状況だ。

MCU「マルチバース・サーガ」作品ラインナップ

フェーズ4

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でフェーズ3が幕を閉じたのち、世界は新型コロナウイルス禍に見舞われた。ハリウッドは一時停止を余儀なくされ、映画館も休業に入り、MCUの映画作品も新作の公開を2年間見合わせたのである。映画より先に動いたのは、「ワンダヴィジョン」(2021)を皮切りとするディズニープラスでのドラマシリーズだった。その後もコロナ禍によるスケジュールの変更、公開順の入れ替えなどに苦戦しながら、マーベル・スタジオはしばしの“お休み”を取り戻すかのように、わずか2年間で7本の映画と9本のテレビシリーズをリリースしている。

コミコンのステージにて、ケヴィン・ファイギ社長は「(フェーズ4は)MCUをリセットし、新しいキャラクターと出会ってもらう」局面だったと語っている。賛否両論にもなったフェーズ4は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で終わりを迎えるが、これにて準備完了ということだろうか。

ひとつ大きなポイントは、以前はフェーズ4に属する扱いだった「ホワット・イフ…?」シーズン1が、今回のプレゼンテーションでは除外されていたこと。同じく「アイ・アム・グルート」もリストには含まれていない。アニメーション作品は「フェーズ」のシステムに属さないという考え方だとみられるが、正式なアナウンスはなされていない状況だ。

フェーズ5

いささか駆け足の感が否めなかったフェーズ4だが、フェーズ5も約1年半で映画を6作、ドラマを6作という相当のハイペースとなっている。なお「ホワット・イフ…?」シーズン2は2023年初頭の配信予定だが、シーズン1と同じく今回のリストには含まれなかった。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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