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メグ・ライアン息子の成功は「親の七光り」か? ─ 「ザ・ボーイズ」ジャック・クエイドの「二世タレント」批判に反論

Jack Quaid by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jack_Quaid_by_Gage_Skidmore.jpg | Meg Ryan by David Shankbone https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Meg_Ryan_2009_portrait_cropped.jpg

大人気ドラマ「ザ・ボーイズ」で主人公格の一人であるヒューイを演じて注目のジャック・クエイドは、あのメグ・ライアンとデニス・クエイドの長男である。ハリウッドを代表する有名俳優の間に生まれた息子であるジャックの活躍について、海外では「親の七光りだ」と批判する向きがあるようだ。

「親のコネで成功する」は、英語では“Nepotism”と言われる。コネを使って成功した子は“Nepo baby”と言われ、これは日本語で蔑称的に言われる時の「二世タレント」という表現に近いだろう。

母親であるメグは2001年にデニスと離婚。米Glamourのインタビューでは、ジャックの成功を「親の七光り」と呼ぶのはお門違いだと話している。

「ジャックにはきちんと才能があります。私よりもよっぽど自然体。“親の七光り(nepo)”っていうのは、彼の労働倫理や、才能、そして彼が自分の特権にいかにセンシティブな考えでいるかということを否定しています。」

メグが息子の才能に気付いたのは、中学校の学芸会でシェイクスピアの『真夏の夜の夢』が公演された時だったという。ジャックが演じていたのは、主要人物のひとりであるニック・ボトム役だった。

「その時は夫(デニス・クエイド)と離婚したばかりで、元夫は体育館で反対側の席にいましたね。息子の演技を見たら、“やだ、うまいじゃない”って頭に手をあててしまって。身を乗り出してデニスの方を見たら、彼も同じように頭に手をあてていたんです。そこでわかりました。」

デニスと離婚したばかりでありつつ、離れた席で同じリアクションをしたというメグ。その後、ジャックは20歳の時に映画『ハンガー・ゲーム』(2012)の小さな役で俳優デビュー。少しづつ実績を積み重ね、2019年の「ザ・ボーイズ」でようやくブレイクした。クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』(2023)でも重要な役どころで出演しており、今後の活躍がますます見込まれる一人となった。

Source:Glamour

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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