ブランド「グッチ」の争い描くリドリー・スコット監督作の米公開が決定、レディー・ガガ主演交渉中

巨匠リドリー・スコットが監督・製作を務め、レディー・ガガが主演として契約交渉中の、「グッチ」創業者一族の闇を描いた映画『Gucci(原題)』の世界配給権を米MGMが獲得したことがわかった。2021年11月24日の米公開を見込んでいる。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作は、ファッション誌元記者のサラ・ゲイ・フォーデンが、世界的ファッションブランド「グッチ」一族の骨肉の争いを如実に物語った著書『The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour, and Greed』を原作としたクライム映画。1995年に起きたグッチ氏の孫マウリツィオ・グッチ氏の殺害事件を巡って物語が展開されていく。ガガの主演が決まれば、マウリツィオの殺害を命じた元妻パトリツィア・レジアニを演じるという。ガガは、ブラッドリー・クーパーとの共演作品『アリー/スター誕生』(2018)でアカデミー賞主演女優賞のノミネートされるなど、女優としての実力も発揮している。
MGMは、世界配給権を巡ってNetflixなど、複数のスタジオと争奪戦を繰り広げてきたが、「劇場公開」という提案がリドリー監督への重要なアピールとなり、この度の獲得に至ったとされている。
脚本を務めるのは、イタリア人作家ロベルト・ベンティヴェーニャ。製作は、リドリー監督と共に、妻で女優・プロデューサーのジャンニア・スコットが務める。ジャンニアはこの度の発表に際して、「リドリーと私は、このプロジェクトに喜びをもって長い間取り組んできました。物語は非常に壮大かつ危険で、さらにキャラクターは非常に豊かに描かれているので、大画面での公開を決めたんです」とコメント。「来年(2021年)の公開が待ちきれません」と語っている。
『Gucci(原題)』は、2021年11月24日米国公開予定。
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Source:THR