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『ミッション:インポッシブル』ベンジーが変装できないユーモア、次回はどうなる ─ サイモン・ペッグ、「お約束」の始まり明かす

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
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『ミッション:インポッシブル』シリーズでベンジー・ダン役を演じているサイモン・ペッグが、第4作『ゴースト・プロトコル』(2011)から始まっていた“ベンジー、いつマスクをかぶれるのか問題”について言及した。米Colliderにて、ペッグは製作の舞台裏を語ってくれている。

トム・クルーズ演じるイーサン・ハントを支えるベンジーは、IMFのメンバーきっての“知性派ギーク”。『M:I-III』(2006)で初登場し、『ゴースト・プロトコル』では任務に携わるも、なかなか変装マスクをかぶって他人に変装することができなかった。このユーモアのキーパーソンが、のちに『ローグ・ネイション』(2015)と前作『フォールアウト』(2018)の脚本・監督を務めるクリストファー・マッカリーだったのだ。

もともとマッカリーは、撮影の中で脚本を固めていくという特殊なスタイルで映画を製作するクリエイター。ペッグによれば、「撮影の前にマッカリーがディナーに連れ出してくれて、映画の全体を教えてくれる」というが、展開があとから決まっていくゆえに、もちろん「言われたことが実現しないこともある」。いまや一連のプロセスは「お決まりになりつつある」のだそうだ。

マッカリーが『ミッション:インポッシブル』に参加したのは、第4作『ゴースト・プロトコル』(2011)。撮影中に大規模なリライトが行われた本作で、マッカリーは脚本のピンチヒッターとして登板した。同作で登場した、ベンジーがマスクをかぶって別人に変装しようとするも実現しないというくだりはマッカリーの手によるもの。当初の脚本ではベンジーがきちんと変装していたというから、“言われたことが実現しないこともある”というプロセスは当時から始まっていたのだ。

「すごく良い場面だと思っていたので、ちょっとガッカリしましたね。クリス(マッカリー)に“あの場面のどういうところが良かったの?”と聞かれたので、“ベンジーでカッコいいことをやりたかったんです、ただのオタクじゃなくて”と言いました。そしたら、クリスがジェレミー・レナーと戦うシーンを書いてくれたんです。」

続編『ローグ・ネイション』でも、ベンジーは計画の中ではマスクをかぶるものの、実際のミッションではかぶらずじまいとなる。そして、第6作『フォールアウト』で念願かなった際には、サイモンいわく「死ぬまでにやりたいことリストから項目を消せた」気分だったそう。「実現するのに3作かかった」とは本人の談だ。ともかくマッカリーは、もともと自らの脚本変更によってベンジーがマスクをかぶれなくなったことを、あとから繰り返しのユーモアに転化させたのである。

では、来たる第7作・第8作でベンジーはマスクをかぶることができるのか。どうやらサイモンは実際のところをまだ知らされていないようだが、前作で成功した以上「(かぶれないというユーモアは)もう終わりだと思います」と話している。もっともマッカリー監督のことだ、作品ができあがってみるまでは結果は不明だろう。ここはひとつのお楽しみとして、公開を楽しみに待つことにしよう。

映画『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年11月19日、第8作は2022年11月4日に米国公開予定(ともにタイトル未定)。

マッカリー監督のヤバいエピソードはこちらで
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Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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