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『ミッション:インポッシブル』ドガ役グレッグ・ターザン・デイヴィスに学ぶ向上心 ─ 「トム・クルーズという達人から見て学べるなんて、お金を払ってでも得られない」

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』グレッグ・ターザン・デイヴィス来日取材
©︎ THE RIVER

ただ、当初は不安も大きかった。「自分が子どもの頃から観ている大好きなシリーズ」に途中出演するのは、「ずっと動いている巨大な機械」に飛び込んでいくような心地だった。本シリーズで彼が経験した最初の撮影は「ノルウェーで電車の上に乗るシーン」。現場では、こう発破をかけられた。「ダメになったら、別の役者に交代してやるからな!でも、君ならやり切れると信じている!」

トム・クルーズから学んだ最大の教えとは?「たくさんある。難しい質問です」とデイヴィスは考え込み、「自分の運命も、自分の人生も、自分でコントロールしろ」という言葉を挙げた。「何が起こるかは自分次第。だから僕は自分のために人生の決断をした。自分でコントロールしているぞ、さぁこれからどうなる?とね」。

そんな決断力は、早くも彼の人生で結実している。「僕の人生は、“宣言をすること”。今まで自分の人生に起こったことは、全て自分で宣言したものでした」。『トップガン マーヴェリック』を共演仲間みんなで初めてスクリーン鑑賞した時は、「夢が叶った」と感激で涙が流れた。「もしこれで人生が終わったとしても……、もちろん、もっといっぱい映画に出たいから嫌ですけど、でも、それでもいいと思えたんです」。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』グレッグ・ターザン・デイヴィス来日取材
©︎ THE RIVER

慎ましく、ひたすらに学ぶ心を忘れない。それが若きデイヴィスの武器だ。「僕のキャリアは、まだ始まったばかりなのに、こんな大きなシリーズに出られて、最高の役者たちから学ぶことができて……。10、20、30、40年後、僕が今のトムの年齢になった時に何が待っているのか。待ち切れないですよ」。

トム・クルーズのほか憧れの俳優はデンゼル・ワシントンで、俳優を志したきっかけだという。恋愛映画を観るのが密かな楽しみで、今後は自身でも出演するのが夢だそうだ。

趣味の一つはカラオケ。R&Bを好み、十八番はアヴァーント、クリス・ブラウン、トレイ・ソングス。ハイトーンを出すのが得意で、インタビュー中にはキース・スウェット「Nobody」の一節を熱唱してくれた。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)〜22日(木)先行上映、23日(金)公開。

※インタビューの様子はTHE RIVER公式YouTubeチャンネルにて動画公開中。

サイモン・ペッグへのインタビューはこちら

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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