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「神の怒りに触れるぞ」とトム・クルーズに監督が警告、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』スタント撮影が凄すぎて

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

これまでトム・クルーズは、『ミッション:インポッシブル』シリーズで映画と人間の常識を覆すド派手なスタントに挑み続けてきた。集大成となる最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』では、「トム・クルーズ史上最大」のスタントが披露されるという。監督・脚本のクリストファー・マッカリーが語った。

先日のスーパーボウルで公開されたスポット映像は、観る者の度肝を抜く光景が詰まった30秒間だった。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントは、飛行中の小型機にしがみつく。1度ばかりではなく2度も。

英Empireは、本編より一部シーンの映像をいち早く鑑賞し、「がくぜんとするほど危険なスタントが含まれている」「思わず声をあげてしまった」と記した。その内容は謎のベールに包まれているが、撮影中のトムはそのスタントにも繰り返し挑戦したそう。あまりの事態に、マッカリー監督はストップをかけざるを得なかったことを明かしている。

「彼(トム)が20回目をやらせてほしいと言ってきたときは、僕も言いました。“もう終わりにしよう、神の怒りに触れるぞ”と。」

これまで伝えられてきただけでも、トムは小型機にしがみつくアクションで気絶し、潜水スタントでは回転する巨大水槽に突入して「二酸化炭素で呼吸した」と言い放った。安全を確保しながら映画を完成させなければいけないマッカリー監督の気苦労は想像を絶し、「脳みそが溶けるようなスタント」「ストレスを考えると吐きそうになる」と語っている。

監督をして“神の怒りに触れる”と言わしめたスタントは、いったいどれほど危険なものだったのか。ベンジー役のサイモン・ペッグも、以前「本当に狂ってる」と口にし、関係者向けの試写では「全編通して息が詰まりそうでした。心臓発作を起こしそうだった」という感想まで飛び出している

しかし、なぜトムは毎回そこまで限界に挑戦するのだろう? その理由について、本人は「観客を座席に固定しながら、身体的な反応を与えることで、ストーリーテリングに夢中になってほしいから」だと話している。“神の怒り”どころか、もはや本人が神の領域に限りなく近づいているのでは。

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は2025年5月23日、日米同時公開。

Source: Empire (via Screen Rant)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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