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『ミッション : インポッシブル』シリーズをより楽しむための30のトリビア

1996年の映画シリーズ第一作『ミッション:インポッシブル』の公開から今日に至るまで、長きにわたって世界中のファンから愛され続けている人気スパイ映画シリーズ『ミッション : インポッシブル』。今シリーズおいて、あまり知られていないエピソード、トリビアを一気にご紹介したいと思います。

ミッション・インポッシブルのトリビア

1.アイコニックなワイヤーシーンはトム・クルーズの独創的なアイデアによって成功した

1作目『ミッション : インポッシブル』(1996)で、NOCリストを盗むためにイーサン・ハントがワイヤーを使って部屋に侵入するシーンはこのシリーズの中で最もアイコニックなものとして知られています。 実はこのシーン、何回撮ってもトム・クルーズの身体が床に触れてしまいNGばかり出たそうです。しかし、トムの「靴の中にコインを入れてバランスをとる」という独創的なアイデアによって、ようやく撮れた奇跡のカットなのです。

2.『ミッション : インポッシブル』では銃撃戦が一切登場しない?

これはかなり意外なのですが、なんと一作目では銃撃戦、または銃を使ったアクションシーンが一切登場しません。イーサン・ハントは銃を人に向けたり、向けられたりこそしますが今作の中で一度も発砲をしていないのです。 銃の代わりに、今作では爆発や至近距離のナイフを使った戦闘などが多く登場します。

3.『ミッション : インポッシブル』はアメリカ史上初の記録を達成していた

一作目『ミッション : インポッシブル』は公開時、全米3,000以上の映画館で公開されました。これはアメリカ史上初の快挙とのことです。

4.トム・クルーズは本当に世界一高いビルを登っていた

四作目『ミッション : インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)で登場するドバイの高層ビル。これは実際に存在する、世界一高いブルジュ・ハリファという高層ビルです。映画の中でイーサン・ハントがビルをよじ登ったり、ワイヤーを使って駆け上がるというシークエンスが登場しますが、なんとこれは実際にトム・クルーズがスタントなしで行っていたこと! 写真の通り、彼は本当に世界一の高層ビルのてっぺんに登っていたのです。凄まじい…。

5.あの俳優が挿入曲のオーケストラに参加していた?

楽曲も有名な事で知られている『ミッション : インポッシブル』シリーズですが、四作目『ミッション : インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の挿入曲のレコーディングに、俳優ダーモット・マローニーが参加していたのです。 『ベスト・フレンズ・ウエディング』(1997)や、『スティーブ・ジョブズ』(2013)などに出演する彼ですが、実は映画のサウンドトラック収録をメインに普段からチェロ奏者として活動をしていて、今作でもチェロを担当していました。

6.『ミッション : インポッシブル2』のナイフシーンは非常に危険だった?

二作目、『ミッション : インポッシブル2』(2000)で敵から目にナイフを向けられるシーンがあります。このシーンで、トム・クルーズは監督が漠然とした距離で眼球にナイフを近づけようと話していたのに対し、本物のナイフを使用し(!)眼球から4分の1ミリの距離まで近づけるよう主張しました。ナイフは本番中ケーブルに繋がれ、トムが言った距離感を正確に守ったうえで撮影されたのです。

7.トム・クルーズとヴィング・レイムスだけが全てのミッションに参加している?

『ミッション : インポッシブル』全シリーズを通して出演をしているのが、主演イーサン・ハント役のトム・クルーズと、ルーサー役のヴィング・レイムスだけである事にお気づきでしょうか?他、シリーズ内で再登場するのはベンジー役のサイモン・ペグ、ジュリア役のミシェル・モナハン、ブラント役のジェレミー・レナーのみとなっています。

8.『ミッション : インポッシブル』シリーズでは必ず誰かがワイヤーを使って侵入するシーンがある

シリーズ一作目ではワイヤーを使った侵入が印象的でしたが、実はワイヤーによる侵入シーンは全シリーズで登場しているのです。毎回イーサン・ハントが挑んでいるわけではなく、チームの誰かが(例えば四作目ではジェレミー・レナー演じるブラントが。厳密に述べるとワイヤーレスで浮遊しています)このミッションに取り組んでいるのです。もはや今シリーズのトレードマークですね!

9.トム・クルーズは本当に飛行機にぶら下がっていた

さすがのトム・クルーズも、今回ばかりはCGなどを使っただろうと思われた『ミッション : インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)の冒頭シーン。イーサン・ハントが離陸する飛行機のドアにしがみついたまま、どんどん上空に上がって行く様はまさに圧巻です。 なんとこれはトム・クルーズ本人が、CGやスタントを一切使わず実際に飛んでいる飛行機に掴まっているのです!その距離5,000フィート(1.5キロメートル)というのですから、脱帽です。

10.J・J・エイブラムスは超低予算で映画を撮っていた

150万ドルという低予算を以てして、『ミッション:インポッシブル3』(2006)のような大規模な長編映画を撮影した監督は、当時J・J・エイブラムスが初めてだったようです。

11.『ミッション: インポッシブル2』のナイアは、オードリー・ヘプバーンに着想を得たキャラ?

二作目に登場する盗みのプロのナイア。実は彼女は、監督のジョン・ウーが『おしゃれ泥棒』(1966)でオードリー・ヘプバーン演じるニコルというキャラクターに強く影響を受けたため、設定が変更されたキャラクターなのです。ナイアはもともとスパイの筈でしたが、宝石泥棒の方がよりチャーミングだと考えられたようです。実際、映画の中でブルガリの宝石を奪うシーンが撮影されています。

12.『ミッション: インポッシブル』はBetamax最後の販売映画となった

ソニーが販売していたビデオテープBetamax(ベータマックス)が最後に販売した映画が、『ミッション: インポッシブル』なのだそうです。

13.サイモン・ペグは自分が『ミッション:インポッシブル』に出る事を予測していた?

ゾンビ映画史上最高にユーモアがあって笑える作品『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)の主演を務めたサイモン・ペグ。この作品によって大ブレイクした彼は、その時今後のハリウッドでのキャリアを期待したレポーターに聞かれたて、笑いながら冗談でこう答えました。 「そんな大袈裟だよ!まるで僕が『ミッション : インポッシブル3』に出演するみたいじゃないか(笑)」 えっと、はい、出演する事になりました。

14.『ミッション:インポッシブル2』には皮肉的な内輪ネタが存在していた

人類を滅亡させる危険のあるウイルス「キメラ」を敵から奪還するというイーサン・ハントの作戦を聞いた際、ルーサーが「そんなに簡単なものかい」と言い返すシーンがあります。これは一作目『ミッション:インポッシブル』の作戦がとても複雑だった、という事を皮肉っているのです。

15.ジョン・ウー監督が最初に撮ったオリジナル版は上映時間が3時間半だった

ジョン・ウー監督が手がけた二作目『ミッション : インポッシブル2』の上映時間は、なんともともと3時間半もあったそうです。それを2時間程に収めるために、作品内では所々脚本が抜かれてしまったため、辻褄が少し合わない箇所もあるのだとか。

16.ジョー・カーナハン監督は一年以上も『ミッション:インポッシブル』を製作していたのに辞退していた

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)などの監督として知られているジョー・カーナハンは、15ヶ月もの期間を『ミッション:インポッシブル』につぎ込んだにも関わらず、スタジオの上層部とクリエイティブ面で意見が違い、放棄してしまいます。ジョー監督のハリウッドでのキャリアはこれで終了してしまったのではないかと囁かれていましたが、後に『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(2007)で復帰します。

17.『ミッション:インポッシブル』のおかげでヒュー・ジャックマンがウルヴァリンになれた?

実はもともと、『X-MEN』シリーズのウルヴァリンを演じるキャストの候補に『ミッション:インポッシブル2』で悪役を演じたダグレイ・スコットが挙っていました。しかし、『ミッション:インポッシブル2』の撮影が長引いていたこと、そして撮影中に手を怪我していたことから、彼に代わってヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる事になったのです。

18.『ミッション:インポッシブル』レストランから逃げるシーンは2つのロケ地で撮影されていた

一作目で、イーサンが裏切り者だとIMFに疑われ、レストランの水槽を爆破させ逃げるシーンがあります。このシーンは実は2つの異なるロケ地で撮影されていたのです。水槽が爆発し、イーサンがレストランの窓から身を投げて逃げる部分はパラマウントスタジオで撮られ、レストランから脱出後街中を走って逃げる部分は、実際のプラハの街で撮られたものです。

19.『ミッション:インポッシブル2』はアクションシーンを基に脚本が作られた

二作目の脚本を担当したロバート・トーンによると、彼の脚本はジョン・ウー監督が撮りたいというアクションシーンを基に書かれたものなのだそう。先述した作品の時間がカットされたせいで物語の辻褄が合わなくなるというのも、これをふまえるとより納得がいきそう。

20.オープニングのダイナマイトの火が実際に物語と連動していたのは、一作だけ

今シリーズは、ダイナマイトに火がついて始まるオープニング・ムービーがおなじみ。実は、あのダイナマイトが実際に映画の物語と連動して爆発しているのは四作目の『ミッション : インポッシブル / ゴースト・プロトコル』だけなのです。

21.シリーズ全てのパラマウントロゴが異なっている

『ミッション:インポッシブル』シリーズの製作は、全作を通してパラマウントスタジオが行っています。そのため映画が始まる前にパラマウントのロゴが登場するのですが、各作全て異なるものが使用されているのです。特に四作目の『ミッション : インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、パラマウントスタジオ100周年記念のロゴが使用されていました。

22.トム・クルーズは『ミッション:インポッシブル2』冒頭で本当にロック・クライミングに挑んでいる

ユタ州に位置するデッドホースポイント州立公演を使って撮影された『ミッション:インポッシブル2』冒頭のロック・クライミングはトム・クルーズ本人が行っています。映画では素手で登っていますが、実際は命綱をつけており、後にデジタル修正で消しています。スタントとして、プロのロック・クライマーも撮影現場に居合わせていたのにも関わらず、ジョン・ウー監督は「トムがやりたがっているんだって…」と申し訳なさそうに断ったそう。

23.『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が公開された年はスパイ映画祭りだった

五作目の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が全米公開されたのは2015年。この年にはなんと、5つものスパイ映画が公開されていたのです。(『スパイ(原題)』『007 スペクター』『キングスマン』『コードネームU.N.C.L.E』)

24.アンソニー・ホプキンスが演じた役、本当はイアン・マッケランのものだった?

第二作目『ミッション:インポッシブル2』でイーサン・ハントにミッションを下す、スワンペックを演じたのは『羊たちの沈黙』(1991)で知られるアンソニー・ホプキンスです。しかし、もともとは『X-MEN』シリーズのマグニートー役で有名なイアン・マッケランにこのスワンペック役を依頼していたのです。彼がこれに承諾をしなかったため、アンソニー・ホプキンスが演じる事となりました。

25.トム・クルーズ、本当は『コードネームU.N.C.L.E』に出演したかった?

実はトム・クルーズは『コードネームU.N.C.L.E』(2015)にてナポレオン・ソロ役を演じたがっていました。しかし、同年に公開した『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の撮影のため渋々諦めたそうです。既にスパイやってるんだから、いいじゃんもう……。

26.デヴィッド・フィンチャーは『ミッション:インポッシブル3』を監督するつもりだった

『ファイト・クラブ』(1999)や『セブン』(1995)で知られるデヴィッド・フィンチャー監督は、どうやら『ミッション:インポッシブル3』を監督するつもりだったようです。しかし、途中で諦めて『ロード・オブ・ドッグタウン』(2005)の製作にまわりました(ちなみにこの作品も途中で監督を放棄したもの)。

27.『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、ある映画を避けるために公開日が早まった

2015年の7月31日に公開された『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。当初はクリスマスである12月25日の公開を予定していました。しかし、同時期に『007 スペクター』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などの公開が控えていたため、パラマウントスタジオは公開時期をそれらの映画とバッティングしないように早めたのです。

28.『ミッション:インポッシブル2』はメタリカが初めて認めた映画だった

二作目である『ミッション:インポッシブル2』の主題歌を、人気バンドMetallica(メタリカ)が担当しています。実はメタリカは今まで映画のために曲を書く事を断ってきていたのです。つまり、今作はメタリカが初めて書き下ろしに同意をした映画作品となります。

29.ジェレミー・レナー演じるブラント役の候補は大物揃いだった

四作目から登場した、イーサン・ハントをサポートするIMF分析官のブラント。演じたのはジェレミー・レナーでしたが、他にキャスティングの候補として挙っていたのは、アンソニー・マッキー、クリストファー・イーガン、ケヴィン・セガーズ、クリス・パイン、そしてトム・ハーディでした。

30.『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』はピクサー作品と繋がっている?

『トイ・ストーリー』等で知られるピクサースタジオが手がける、ほとんどの作品の中に「A113」というコードが登場するのをご存知ですか?この謎のコードが、実は『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも登場するのです(トレヴァー・ハナウェイの指輪に刻まれている)。しかも、イーサン・ハントのコード番号も「A113」なのだそう! この関連性を裏付けるのは、今作の監督ブラッド・バードの存在。彼は、ピクサー作品である『Mr.インクレディブル』(2004)や『レミーのおいしいレストラン』(2007)の監督でもあります。監督が秘かに仕掛けた小ネタ、皆さん是非映画の中で改めて探してみてください。

(文:ANAIS)

Source:http://www.ranker.com/list/mission-impossible-trivia-facts/coy-jandreau

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THE RIVER編集部THE RIVER

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