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トム・クルーズ『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』砂嵐シーンをサバイバル専門家が「すごくリアルだ」と評価

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
© Paramount Pictures 写真:ゼータイメージ

トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』シリーズ第4作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では、ドバイに赴いたイーサン・ハントが迫り来る砂嵐から全力で逃げる緊迫のシーンがある。映画やドラマの様々なシーンを“その道のプロ”が考証する米Insiderの人気企画「How Real Is It」では、サバイバル専門家のレス・ストラウドがこのシーンを分析した。

このシーンでは、トム・クルーズが演じるイーサン・ハントが押し寄せる砂嵐から“トム走り”して全力で逃げる。ドバイの晴れ間は砂嵐に呑まれて闇に包まれるが、「これはすごくリアルですね」とストラウドは評価。砂嵐は実際にあらゆる光を遮って暗闇をもたらすのだそうだ。

砂嵐は急速に広がり、あっという間に一面を支配する。この速度感についても精確な描写であると、ストラウドは太鼓判を押した。「ハリケーンや竜巻と同じで、砂嵐も同じ風速でやってきます。これは砂の壁が高速で迫り来るようなものなのです」。これはつまり、トム・クルーズほどの俊足で走ったとしても、砂嵐からは絶対に逃げきれないということでもある。

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砂壁に呑み込まれたイーサンは、ジャケットの内ポケットから取り出したゴーグルを着用し、走り抜ける市場からスカーフを掻っ払って鼻と口を覆い隠す。ストラウドは「とにかくやれることをやる、それが生き残るための鍵です」と解説する。「もはや、こうした方がいい、これがベスト、これは良くない、という話でもありません」と話しているから、砂嵐に呑まれるというのは相当切羽詰まった状況であるようだ。「このキャラクターは、ゴーグルもあって、顔をカバーすることもできて、幸運でしたね」。砂嵐に巻き込まれた時は、とにかく手近なもので粘膜や呼吸器をカバーするべきであるようだ。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
© Paramount Pictures 写真:ゼータイメージ

その後、イーサンはオープンカーに乗り込み疾走する。しかし、砂嵐の中での車の運転は御法度らしい。通気孔から砂が入り込み、エンジンをダメにしてしまうからだとストラウドは警告した。

最終的に、このシーンは10点満点中6点が与えられる結果に。砂嵐が猛スピードで広がっていく描写が「実際さながらだった」と、ストラウドは高評価を下している。

Source:Insider

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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