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トム・クルーズら全員ボケまくり!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』爆笑記者会見、特濃レポート

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』日本公開に先駆け、主演でイーサン・ハント役のトム・クルーズ、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、オーガスト・ウォーカー役のヘンリー・カヴィル、そして前作『ローグ・ネイション』(2015)に引続き、シリーズ初の複数作監督を務めることとなったクリストファー・マッカリーが揃って来日。記者会見として、報道陣の前に姿を表した。

ジョークが飛び交い、爆笑が続いた記者会見の様子を、会場の空気感そのままに、リアルにお届けしよう。なお、登壇陣が語ったネタバレ内容については全てカットしているのでご安心を。

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

トム・クルーズ、まずは骨折ウラ話

トム:
ハロー。東京に戻ってこれて嬉しいです。ありがとうございます。これで23回目の来日ということになります。日本はホームのように感じます。仲間と一緒にミッション・インポッシブルを届けられて嬉しい。今夜のプレミアが待ちきれません!
僕が撮影中に足首を骨折したという話は聞きました?(笑)。足が折れたんですよ。すごく痛かった。壁にぶつかった瞬間に「あ。折れた」と思いました。そのまま撮影を続行する必要があったので、立ち上がってカメラの前を走り抜けました。この場面は、そのまま本編にも使われています。
すぐに控えのテントに行って、監督に「すみません、足首折れちゃいました」と伝えました。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

監督:
見て分かりました。腫れてましたね。何かはわからないけど、きっと良いことに繋がるんじゃないかって。その時点では(主要撮影部分のうち)半分ほど撮り終えていたんですが、まだ脚本が書き上がってなかった。(トムの休養のため)時間稼ぎができて良かった(笑)。

トム:
病院に行って、医者に見せたら手術はいらないと聞いて安心しました。手術は保険でカバーできないから(笑)。いいお医者さんでした。映画のことはあまり知らない方で、しばらく撮影は無理ですねと言われたんです。今後、全力疾走はお控えくださいと。完治には6〜9ヶ月かかると言われたんですが、「じゃぁ僕は6週間で治します」と答えました。それで、やっぱり6週間で復帰しました。お医者さんも呆れていました。全力疾走をする場面を6週間、ノルウェーの崖をよじ登るシーンを9週間撮影しましたね。

監督:
トムの復帰初日の撮影が断崖絶壁をよじ登るシーンでした。

トム:
折れたままだったんだけど、撮っちゃった。全力疾走する場面も、折れていたままなので痛かった。

監督:
ロンドンの橋を駆け抜けるシーンは、全力疾走するシーンとしては最後のシーンだったので、もう走らなくていいんだって嬉しそうだったね。

トム:
全力で走った後は、しばらく歩けなくなるんですよね。だからゴルフカートで送迎してもらっていました。

ヘンリー:
単に怠け者なのかと思ってたよ(低音ボイス)。

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

サイモン:
トムの怪我ばかり注目されてるけどさ、怪我をしたのは彼だけじゃないんですよ。あれは撮影28日目のこと。僕、紙で指を切ってしまったんです。

(会場爆笑)

これで撮影は3週間中断ですよ。今は完治しましたので!(笑)

トム:
僕の方も、今ではお陰様で完治しました。お医者さんもかなり安心していました。

サイモン:
休暇がもっと長くなると思ってたのになぁ…。

ヘンリー:
トムの怪我の話も凄いですけれど、僕にとっては、トム・クルーズとクリストファー・マッカリーという素晴らしいお二方と一緒に仕事ができて…。

サイモン:
(咳払い)

ヘンリー:
すみません、失礼しました。今回、トム・クルーズとクリストファー・マッカリーと一緒に仕事ができて…。

(会場爆笑)

ヘンリー:
お二方はとても紳士で。あ、あとサイモンもですね。面白い方ですよね。
トムはこのシリーズを長らく創り上げられている方ですし、マッカリー監督の二作目となった今作にに加わることができて、嬉しく思います。

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

監督:
前作『ローグ・ネイション』で、A400エアバスにしがみ付くトムの姿を見て、これはもう次回作でやることがなくなっちゃったぞと、次の監督は気の毒だね、なんて話していたら、僕が監督することになっちゃった(笑)。(隣でトムが笑いながら監督の肩を叩く)
二作連続の監督作となりましたが、特に前作を越えようという気持ちでは望んでいません。過去作全てを越えようということでもなく、この『ミッション:インポッシブル』シリーズにふさわしい作品にしようと努めました。
毎日が挑戦の連続でしたね。1つの要素に集中するように心がけました。撮影中も全体像が見えなかったんです。どれだけの大作になるかということも、編集の段階で初めて分かったものでした。

トム:
サバイバル気分でしたね、本当に。

監督:
初期カットをテスト試写として観客に観てもらったとき、観客に「アクション多すぎ!」と言われたんです。こんなの初めてですよ。だからアクションを少しカットしました。トム、ごめん(笑)。ヘンリーもね。

ヘンリー:
いえいえ。

監督:
あとサイモンも(笑)。

サイモン:
僕のすごいアクションシーンは全カットされましたから。

(会場爆笑)

サイモン:
かなりヤバいアクションだったのになぁ!DVDをお楽しみに!

監督:
そこで紙で指切ったというね。

(会場爆笑)

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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トム・クルーズ、今なお激しいアクションに挑み続ける理由

トム:
僕は、全キャリア通じて常に自分に挑んでいるんです。どんな映画であっても関係がない。それが僕の関心です。自らの全てを尽くして、観客のためにありたい。人生全てを映画作りに捧げているんです。それが僕の情熱ですから。世界を旅して、あちこちで映画をつくり、素晴らしい人々と出会い、今日のような日を皆さんと分かち合える、この喜び。これが子供の頃の夢でした。世界を旅して、日本を訪れて、この国が大好きになり、日本文化の映画を作りたいとも思いました。

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

『ミッション:インポッシブル』も同じです。監督とは、どんなストーリー、キャラクターにするかを考えていました。アクションが見どころになるのはもちろんですが、その前に重要なのはキャラクター。なぜこのキャラクターがこのアクションをやっているのか、という理由が観客を魅了するんです。僕達は、ただ映画を観てもらうというより、体験してもらいたい。そのために、僕達の全てのスキルと、素晴らしい俳優たちの才能を注ぎ込んで、皆さんにエンターテインメントを提供したい。僕は、残りの人生も全て捧げて皆様のためにありたい。それが僕という存在で、他にやることも分からない。マッカリー監督とは、これまでに9本の映画を一緒に作りました。(監督を見ながら)あと19本はいこうね(笑)。

監督:
トムと仕事をする前は、僕もこんなに白髪頭じゃなかったんですよ。トムと契約してしまったことで、僕は2人分の老いを抱えることになっちゃった(笑)。

(トム・クルーズと他の俳優との違いについて尋ねられて)他の俳優と比較するの?じゃぁ、ちょっと他の俳優は出てってもらって…(笑)。

サイモン:
わきまえております。

監督:
月並みかもしれませんが、トムほど一生懸命に、全てを捧げる人はいません。もちろん(ヘンリーとサイモンの)2人もそうですけど。トムの姿勢は周囲に伝染するんですね。僕も、これまでにないくらい一生懸命に頑張って、楽しむようになりました。無理だと思っていたようなことも、いつの間にか出来てしまう。今作を観ると、他の役者たちにもそういう機会があるんです。他の皆さんも立ててくださる、そんな主役は他にいないですよ。トムは脆い部分を出して、人間臭さを表すことを恐れない。だからこそ、凄いアクションをやってのけていて、それでもなお共感できるのだと思います。

トム:
ありがとうございます。

監督:
ヘンリーとサイモンもいい奴だよ(笑)。

トム・クルーズとサイモン・ペッグのヒミツ

(記者より、サイモン・ペッグだけが知っている、トム・クルーズの秘密はありますか?との質問)

サイモン:
いっぱい知ってますよぉ…。
トムはとてもオープンな人で、仕事に対して常に全力投球。だから、彼に関するミステリーの方が、実際の姿よりも複雑なのかもしれないですね。僕は毎日、そんな彼の影を歩いて楽しかったです(笑)。

トム:
サイモンの秘密もあるよ。いい?知りたい?よし。
サイモンは皆から6パック・ペグと呼ばれてるんですよ。(6パック=6つに割れた腹筋のこと。)バキバキに割れてるから、甘い物を与えて台無しにしてやろうと。

サイモン:
トムは糖分を人に与えることで有名。トムはココナッツ・クリーム・ケーキがお気に入りで、僕達はクルーズ・ケーキと呼んでます。たまに邪心の塊として自宅に送りつけられるんです。これは逆らえない(笑)。

トム:
自制心を試すために送ってるんだよ。

サイモン:
毎回やられてるよ…。

ギャラリー


なお本記者会見では、アクションシーンを具体的に描写しながら詳しく解説する部分があった。場合によってはネタバレ内容と捉えられるため、別の記事にて改めてじっくりお伝えさせていただこう。

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、2018年8月3日(金)全国ロードショー。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。