【解説動画】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』トム・クルーズ骨折の追走シーン音楽はいかに緻密に組み上げられたのか

2018年夏の最注目作品として話題を呼び、2018年12月19日にはついにBlu-ray&DVDがリリースとなる『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でも魅力のひとつは、おなじみのテーマ曲をあしらったスリルあふれる劇中音楽だ。リリースに先駆け、楽曲を手がけたローン・バルフェが劇伴について詳しく解説する貴重な映像をお届けしよう。
パートごとに別録、最後にフルミックスへ
作曲家ローン・バルフェが紹介してくれるのは、トム・クルーズが撮影中に骨折したことで大きな話題を呼んだ追走シーンの楽曲。映像は、神秘的な雰囲気を持つロンドンのセント・ポール大聖堂からスタート。トムが走り出すのに合わせて、打楽器“ボンゴ”の音が鳴りはじめる。続けてボンゴの音に、ラテン語で“ミッション・インポッシブル”を意味する歌詞を持つ合唱を重ね、緊迫感を高めていく。

ボンゴをはじめ、弦楽器、ピアノ、ベースシンセサイザーなどの楽器はパートごとに別々で録音したそうで、その理由をバルフェは「各パートを完全に分けて編集できるからだ」と解説。話題を呼んだ骨折シーンの音楽では、バルフェはトムの骨折を事前に聞いてから作曲に取り掛かったそうで、金管楽器のフレンチ・ホルン12人、トロンボーン12人、チューバ2人、トランペット4人、サックス2人による生演奏を録音した音声を重ね、シーンを盛り上げている。
スリリングな映像に合わせて、綿密に掲載された様々な演奏が代わる代わる登場。シーンによって適切なパーツを組み合わせるようにして織りなされる楽曲に耳を傾けて欲しい。最終的には、全ての音がピタリと噛み合うようにしてフルミックス。この映像のように「今、どの音が流れていて、どの音と組み合わせているのか」を意識しながら鑑賞すると、劇伴がいかに計算された緻密なアートであるかがよく分かる。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』Blu-ray&DVDは、2018年12月19日(水)発売、同時レンタル開始。
Blu-ray+DVDセット<初回限定生産>(ボーナスBlu-ray付き)3,990円+税
4K ULTRA HD + Blu-rayセット<初回限定生産>(ボーナスBlu-ray付き) 5,990円+税
ミッション:インポッシブル 6ムービー・Blu-ray・コレクション<初回限定生産>ボーナスBlu-ray付き(7枚組) 11,300円+税
ミッション:インポッシブル 6ムービーDVDコレクション<初回限定生産>ボーナスDVD付き(7枚組) 8,400円+税
公式サイト:http://paramount.nbcuni.co.jp/mi6/
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