『ミッション:インポッシブル』キトリッジの空白の25年、俳優が見解語る ─ イーサンとは緊張感のある関係

スパイ・アクションシリーズ『ミッション:インポッシブル』第7作は、第1作目に登場した、ユージーン・キトリッジが再登場することで早くから高い注目を集めている。
1996年公開の第1作『ミッション:インポッシブル』は、IMF所属のイーサン・ハント(トム・クルーズ)が、内通者の罠によって裏切り者との濡れ衣を着せられ、事件の真犯人を捜す物語。キトリッジは、IMFを監督するCIAエージェントで、イーサンを裏切り者と確信して迫る役どころ。ヘンリーはその後、『ミッション:インポッシブル』シリーズには出演しておらず、本作が復帰作となるわけだ。
このたび米Slash Filmのインタビューにて、ユージーン・キトリッジにふんするヘンリー・ツェニーが、『ミッション:インポッシブル』第7作について語っている。第1作目での出演依頼を受けた時から、ずばり25年の時を経て再演依頼を監督からオファーされたとのことで、キトリッジをさらに掘り下げることにすぐさま同意したのだという。とはいえ気になるのは、キトリッジが今の今まで一体どこで何をしていたのか。ヘンリーによる見解は以下の通りだ。
「彼は全ての機関をある程度経験して、この仕事がどのようなものなのか、そして国家情報の仕組みの中で自分がどのような立場にいるのかをよく理解している状況にあるでしょう。25年前には、イーサンに色々と教わっていたという風にも解釈しました。とはいえイーサンを知っていて、彼がこれまでにしてきたことも把握していて、何事でも相談すべき相手であることも理解しています。ただ、ひとりの人間が物事をコントロールすることは、決して良いことではないとも感じているのです。」
ヘンリーが明かすように、キトリッジとイーサンは1作目での誤解が解けながらも常に緊張感のある関係性にあるようだ。ふたりの関係性について、ヘンリーはさらに掘り下げて説明している。
「もちろん彼のことは尊敬していますが、同時に火のような存在でもあります。料理をするためには火が必要不可欠ですが、同時に火の扱い方には細心の注意を払わなければなりません。火が好き放題に動いてしまうと大変なことになりますよね。1作目でのふたりの関係は、イーサンがキトリッジにスパイの正体を教え、そのスパイを捕まえるというもの。キトリッジはこの出来事をきっかけに25年間、様々な機関を渡り歩くことになり、今では彼から何も教わることのないようになったというわけです。」
これはあくまでもヘンリーによる見解だが、果たして本作で空白の25年間や、イーサンとの緊張感あふれる関係性は描かれるのだろうか。そんなふたりの関係性の行方が気になる第7作は、2021年から2022年5月27日に公開が延期されている。つまり、キトリッジは26年の時を経ての再登場となるわけだ。
▼『ミッション:インポッシブル』の記事
トム・クルーズ撮影中に気絶した飛行機スタント映像『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』より公開 命の危険を感じる 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』初週末1億ドル超見込み、シリーズ最高額の大更新めざす これぞ集大成 トム・クルーズら来日決定、本人動画メッセージ到着 ─ 『ミッション:インポッシブル』シリーズ史上最大のジャパンプレミア開催へ 「美しい都市 東京へ」 トム・クルーズ『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』最終予告編 ─ 堂々たる集大成、過去作すべてが繋がる いよいよ公開迫る トム・クルーズ「不安に向き合い続けろ、目を逸らすな」 ─ 『ミッション:インポッシブル』共演者への助言 肝に銘じます
Source:Slash Film