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『ミッション:インポッシブル』最新作、内部試写で観客が大興奮 ─ 「とんでもない映画、絶叫マシンそのもの」

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
©2022 PARAMOUNT PICTURES.

トム・クルーズの主演最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が、 2023年7月14日の米国公開に先駆け、早くも内部試写をスタートさせていることがわかった。配給のパラマウント・ピクチャーズを擁する米パラマウント・グローバルのボブ・バキシュCEOが、モルガン・スタンレー主催のカンファレンスにて明かした。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、おなじみイーサン・ハントの活躍を描く人気シリーズの集大成といわれる2部作のパート1。現在、製作陣は『PART TWO』の撮影と並行しながら『PART ONE』のポストプロダクション(撮影後作業)にあたっている。

IndieWireによると、バキシュCEOはカンファレンスの壇上にて「『ミッション:インポッシブル』第7作の全編はまだ観ていませんが、大部分は観ています」とコメント。「先週(2月最終週~3月第1週)に観客を入れて初めてのテスト試写を行いました。観客の皆さんは大興奮でした」と述べ、圧倒的な作品の完成度を示唆した。「とんでもない映画、絶叫マシンそのものです。トムも素晴らしかった」

もっとも、バキシュCEOは現在のバージョンにすべて納得しているわけではない模様。「まだ長すぎるので、カットしなければいけません」とも言い添え、上映時間もしくは体感時間に対する一定の懸念を示した。シリーズで過去最長の作品は、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)の147分。次回は2部作だが、前半だけでこれをしのぐ長尺となる可能性もある。

なお、トムと監督・脚本のクリストファー・マッカリーらは『PART TWO』の撮影を快調に進めており、2月下旬にはイタリアの東側にあるアドリア海に米軍空母を停泊させ、海上での撮影を実施したこともわかっている。このたび、マッカリー監督は「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(2020-)「セックス・エデュケーション」(2019-)のハンナ・ワディンガムを2作目の新キャストに迎えたことも発表。ただしその役柄は明かされていない。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』には、イーサン・ハント役のトム・クルーズをはじめ、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、イルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソン、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムスらが続投。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)からホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービー、シリーズ1作目からユージーン・キトリッジ役のヘンリー・ツェーニーも復帰する。新キャストにはヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレスら。

映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は2023年全国公開。なお『PART TWO』は2024年7月28日に米国公開予定。

Source: IndieWire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。