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【ネタバレ】『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』あの犠牲は「本当に辛い決断だった」と監督

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』┃©2023 PARAMOUNT PICTURES.

この記事には、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の重大なネタバレが含まれています。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
©2023 PARAMOUNT PICTURES.

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』イルサの死について

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でイーサン・ハントらIMFが追うのは、強大な力を持つ“それ”(エンティティー)を起動させる鍵。本作で新たに悪役として登場した、イーサンの過去に因縁を持つガブリエル(イーサイ・モラレス)はこの鍵の入手をめぐって、イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)またはグレース(ヘイリー・アトウェル)のいずれかが死ぬと告げる。

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イルサは2015年のシリーズ第5作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』より、クリストファー・マッカリー監督が登場させるようになったキャラクターだ。登場時は謎の人物だったイルサだが、今作までにイーサンの貴重な理解者・協力者となっていた。

ガブリエルとイルサ、グレースはヴェニスの橋の上で対峙するが、格闘戦の末に命を落としたのはイルサだった。イーサンは必死で駆けつけたが、イルサを救うことはできなかった。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
©2023 PARAMOUNT PICTURES.

人気キャラクターのショッキングな死について、マッカリー監督は「本当に辛い決断だった」と米USA Todayに胸中を明かしている。「しかし、『ミッション』を『ミッション』たらしめるために、そして映画の危機感を高めるために、やらなくてはならないものだったのです」と、覚悟しての描写となった。

「『ミッション』は主にイーサンの旅の物語なのであり、そこでイーサンは身近にいる人たちを失うという連続性があります。私たちにとっては非常に難しい話し合いで、もちろん色々な反応があるだろうとは予測していました。でも、これこそが7作の映画で作られてきた世界の現実だということです。」

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
©2023 PARAMOUNT PICTURES.

つまり『ミッション:インポッシブル』は、登場人物全員がのんびりと生きながらえる都合の良いストーリーでは決してなく、いつ誰が命を落とすかわからない、命懸けのミッションを描くものであり続けなければならない、ということである。イルサの死は偽装されたもので、続編となる『PART TWO』で帰還するのではないかと信じたい気持ちもあるが、少なくともマッカリー監督のコメントを見る限り、イルサの死は本当だったのではないか。

「このミッションで君は全てを失うだろう」と、本作でイーサンはキトリッジから警告を受けていた。もうこれ以上の犠牲は出したくないところだが、イーサンたちの不可能任務はまだ続く。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は公開中。『PART TWO』は(ストライキの影響などで変動する可能性もあるが)2024年6月28日に米公開予定だ。

Source:USA Today

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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