『ミッション:インポッシブル8』には1作目の金庫潜入シーンでやらかした可哀想なアノ人が帰ってくる?

トム・クルーズ主演、『ミッション:インポッシブル』シリーズ第8作(タイトル未定)には、第1作で印象を残したあるキャラクターが帰ってくる。CIAの技術官、ウィリアム・ダンローだ。
名前だけを聞いても思い出せない方がほとんどだろう。劇中でウィリアム・ダンローという名前が出てくるのはほんの数回限り。しかし、その登場シーンを一目見れば、「あぁ、あの人ね」とすぐにピンとくるはずだ。
ダンローの登場は物語中盤、“裏切り者”との濡れ衣を着せられ、自身の潔白を証明したい主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)が真犯人の情報を入手すべく、CIA本部にあるセキュリティ万全の金庫に天井から潜入する緊迫のシーン。ダンローは、技術官としてCIAに勤務しており、金庫に入ることができる唯一の人間だった。機密ファイルの管理を任される重要な役割を担っていたが、とある悲劇が起こってしまう。薬を盛られてしまうのだ。
休憩所の椅子に腰掛け、新聞を読んでいたダンローの隣に、潜入していたクレア(エマニュエル・ベアール)が座り、隙を見て飲み物に液体を注入。全く気がつかずに新聞を読み続けるダンローは飲み物を一口。休憩を終え、金庫に戻ると吐き気を催し、トイレにこもっりきりとなってしまった。
こうしてイーサンらにまんまと盗まれる失態を犯してしまったダンロー。発覚直後、CIAの監督役であるキトリッジ(ヘンリー・ツェニー)の独断によってアラスカへの更迭が決まってしまった。以降、ダンローの姿は見られていない。
ダンローのシリーズ復帰が伝えられたのは、2023年3月。シリーズ第7作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で監督・脚本を務めたクリストファー・マッカリーが自身のInstagramで、ダンロー役ロルフ・サクソンの復帰を発表した(現時点で投稿は削除済み)。
この投稿をInstagramで見る
公開されたファーストルックでは、あごヒゲをたくわえ、哀愁を漂わせているダンローが映し出されている。なんとなく纏わせていたエリート感もすっかり色褪せてしまったようだ。この25年もの間、ダンローが何をしていたのかは知る由もないが、あのような理不尽な扱いを受け極寒の地アラスカに左遷されてもなお、CIAに奉仕し続けてきたのだろうか。
気になるのは、第8作での立ち回り。次回作では『デッドレコニング』の物語が継続されるようだが、果たしてダンローはイーサンにとっての敵か、味方か。
なお、第8作にはダンローの処分を下したキトリッジも再登場予定。ここにきて第1作のキャラクターが再び集結し、往年のファンにとっては懐かしさを味わうことができそうだ。
▼『ミッション:インポッシブル』 の記事
『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズ潜水シーン、何も見えていなかった ─ 「ライトで目が見えない状態に」 「明日も早いから寝なきゃ」 『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズ、共演者の愛犬に膝上でひたすらオナラをこかれる気まずいエピソード 「なんかすいません」 トム・クルーズ、コロナ禍の「ブチギレ音声」裏側を『ミッション:インポッシブル』監督が明かす「あれにはもっと大きな文脈があった」 罪のない者のみが石を投げよ トム・クルーズから感謝メッセージ「全ての劇場と従業員のみなさん、ありがとう」「そして何より、世界中の観客の皆さん」 こちらこそ、ありがとう 『ミッション:インポッシブル』グレース役、妊娠8ヶ月半でアクション撮影していた ─ 「こんなに頑張ってきたんだから、やらせてください」と本人 こんなお母さんカッコ良すぎる