『X エックス』主演ミア・ゴス、A24新作撮影中にエキストラの頭部を故意に蹴った疑いで訴訟される ─ 原告「嘲笑され、馬鹿にされ、けなされた」

A24の『X エックス』(2022)や『Pearl パール』(2022)などで知られるミア・ゴスが、主演作『MaXXXine』の撮影中にエキストラの頭部を故意に蹴ったとして提訴されたことが分かった。英The Guardianなどが報じている。
被害を訴えているのは、2023年4月に行われた『MaXXXine』の撮影に死体役のエキストラとして参加したジェームズ・ハンター。米カリフォルニア州の裁判所に提出した訴状の中で、ゴスから受けたという暴行の詳細を記している。
エキストラとして3日間雇用されたというハンターは撮影初日の夜、ゴスとのシーンで、血のりに身体を覆われた状態で「アリや蚊に耐え続けながら」数時間地面に横たわったという。ゴスが演じるキャラクターは死体役のハンターをまたぎながら通り過ぎ、見下ろした後に逃げるという動きを取る予定だったとのこと。
ハンターは、4度目のテイクでゴスに踏まれそうになったと説明。その件はアシスタント・ディレクターに報告し、ゴスの耳にも入ったという。すると次のテイクでは、ブーツを履いたゴスに頭部を「わざと」蹴られたといい、さらに撮影終了後には洗面所で本人から「嘲笑され、馬鹿にされ、けなされた」と主張している。
また翌日にはキャスティングのエージェンシーから、撮影には戻ってきてほしくないという製作側からの意向を伝えられたとのこと。この出来事により、ハンターはめまいや偏頭痛などの身体的苦痛のほか、悪夢や深刻な精神的苦痛を受けたと訴え、ゴスのほか、製作会社のA24、タイ・ウェスト監督に対しても不当な契約終了をめぐり提訴した。
『MaXXXine』は、ゴスが主演を務める『X エックス』『Pearl パール』に続くシリーズ3部作の完結編。『X』での惨劇を経た1980年代ロサンゼルスを舞台に、唯一の生存者であるマキシーンが俳優として成功を収めるため旅を続ける姿が紐解かれる。A24からはすでに場面写真も公開されている。
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Source:The Guardian,Deadline,Variety