マイケル・ファスベンダー『X-MEN』での演技を「叫んでるだけ」と反省。『スティーブ・ジョブズ』は「ミスキャスト」?

俳優マイケル・ファスベンダーが、トロント国際映画祭のプレ・オープニングイベントに登場し、「俳優の代表作を本人と観る」という企画に参加した。ファスベンダーが観客と一緒に自身の演技を観たのは初めてだったという。

『SHAME -シェイム-』や『それでも夜は明ける』などで絶賛を受けた実力派も、上映中には恥ずかしさで顔を覆う場面もあった。上映後、ファスベンダーは作品についての正直な感想を述べている。

『X-MEN』では「叫んでただけ」

ファスベンダー自身が観ていて特に恥ずかしかったのは、映画『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014年)だったようだ。問題になったのは、ファスベンダー扮するマグニートーとジェームズ・マカヴォイ扮するプロフェッサーXの飛行機でのシーンである。まずはその場面をご覧いただきたい。

このシーンが上映されたあと、ファスベンダーは一言こうコメントした。

「正直言って、この演技は本当に好きじゃないな。叫んでるだけだと思う」

司会者に「遅すぎるよ!」と突っ込まれたファスベンダーは、「そうなんだよ……。こういうことは教えてほしいな」と笑いながら答えている。

『スティーブ・ジョブズ』はミスキャストだった?

またイベントのQ&Aコーナーで、観客から「今までで一番難しかった映画は?」と尋ねられたファスベンダーは、ためらうことなく『スティーブ・ジョブズ』(2015年)を挙げた。

『スティーブ・ジョブズ』より。 http://screenrant.com/steve-jobs-steve-wozniak-michael-fassbender-authentic-performance/

『スティーブ・ジョブズ』より。
http://screenrant.com/steve-jobs-steve-wozniak-michael-fassbender-authentic-performance/

ファスベンダーは『スティーブ・ジョブズ』でロサンゼルス映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞にもノミネートされるという高評価を受けている。しかし撮影はとても大変だったようで、その原因はアーロン・ソーキンの脚本とファスベンダー本人の性質にあった。

脚本が(セリフで)ぎっしりなんだよ!山のように多かったんだ。で、僕はセリフを覚えるのが遅い。だから脚本が届いて、(ジョブズ役を)演じる機会が回ってきた時には本当にこう思ったんだ。『この役は僕じゃない。別の誰かがやるべきだ。ミスキャストだよ』って」

リハーサル中もなんとか降板する方法を考えてたんだ。ドライバーに言った言葉を覚えてるよ、『もしも僕がドアから腕を出してたら、君はドアを閉めてくれ。骨が折れてこの仕事を降りなくちゃいけなくなる』ってね」

撮影中のファスベンダーは、プレッシャーのあまり、ホテルに帰ると一行でも多くセリフを覚えていたという。発言はもちろんジョークなのだろうが、ジョブズ役がそれほどまでに追い込まれる仕事だったことは間違いなさそうだ。

『X-MEN: フューチャー&パスト』『スティーブ・ジョブズ』はともにDVD・Blu-rayが発売中&レンタル中。ファスベンダーが苦闘した痕を、ぜひ改めて確認してみよう。

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source: http://www.vulture.com/2016/09/michael-fassbender-embarrassed-magneto-x-men-toronto.html

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稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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