殺人ミッキーVS殺人プーさん対決『ダーク・ドメイン』予告編 ─ 地獄の著作権切れクロスオーバー

著作権が切れたためパブリックドメインとなった「蒸気船ウィリー」のミッキーやくまのプーさんのホラー転用事例が続いている。新たに登場したのは、「パブリックドメイン初のクロスオーバー」と謳う、殺人ミッキーとプーさんの対決映画『The Dark Domain: MVW Mickey-Vs-Winnie』だ。要するに、ミッキー対プー版の『フレディVSジェイソン』を独自にやっているインディーホラー映画である。
これまで、Jagged Edge Productions『プー あくまのくまさん』を起点とするシリーズ「プーニバース」が登場。同社はピーター・パンやピノキオなど他の著作権切れキャラクターもホラー化しており、彼らが共演を果たすクロスオーバー作も予定されている。ミッキーについては、別会社から『蒸気船ウィリー』を題材とするホラー『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』や『Screamboat』が相次いで登場した。
この度登場した『The Dark Domain: MVW Mickey-Vs-Winnie』は、初めからミッキーとプーの対決を題材としたタイトルだ。予告編映像内でもパブリック・ドメインのホラー転用である旨が強調されている。ダーク・ミッキーとダーク・ウィニーが激突する本作を皮切りに、Untouchables Entertainmentは彼ら独自のシリーズ「ダーク・ドメイン・ユニバース」を立ち上げるという。
注目は、映画『ホビット』シリーズのメイクアップ・アーティストが手がけるダーク・ミッキーとダーク・ウィニーの姿。今回の予告編で姿が確認できるのはダーク・ミッキーで、見る限りではあえてチープな自己メイクの姿をしている。「チキンの味がする」と呟きながら、“何か”を味わっているようだが……?
別会社によるパブリック・ドメイン・ホラーとしては『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』が2025年3月7日から公開中。猟奇殺人鬼ミッキーとミニーが登場するクレイジーなスラッシャー・ホラーだ。
▼ ホラーの記事
『死霊館』ドラマ化、「ジェシカ・ジョーンズ」や「ワンダヴィジョン」脚本家らが就任 ─ 映画シリーズを継続する内容に 『死霊館 最後の儀式』もヒット アメコミ映画の暴力描写は「ポルノのよう」とスティーヴン・キング ─ 「街がぶち壊されるのに、血の一滴も流れないとは」 こだわりがある? 『ブラック・フォン2』予告編が米公開、イーサン・ホーク復活の怪演 ─ 「死とはただの言葉にすぎない」 殺人鬼、なお登場 サム・ライミ、アンソニー・ホプキンズの腹話術ホラー映画『マジック』リメイクへ 死ぬまで、一心同体。 『ソウ』リブート版は「世界観には忠実に、新たなスタートを」 ─ 「新たな観客を獲得できるように」ジェームズ・ワン宣言 ついに!