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映画『MINAMATA─ミナマタ─』場面写真12枚が一挙公開 ─ ジョニー・デップ渾身の1作、ユージン・スミスが写し出す真実

『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks

ジョニー・デップ主演・製作、1970年代の日本を舞台に水俣病を題材にした実話映画『MINAMATA─ミナマタ─』が、2021年9月23日(木・祝)に公開される。このたびデップが演じる写真家ユージン・スミスの姿などを捉えた場面写真12枚が到着した。

熊本県水俣市、チッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家のユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスによる写真集「MINAMATA」である。ジョニー・デップ自身が、長年の憧れだったと語るユージン。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作・主演にて待望の映画化が実現したのだ。

『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks

手がハサミの人造人間や海賊、シルクハットの工場長など、アート系からハリウッド超大作まで強烈なキャラクターを演じてきたデップが新たに挑むのは、闘い続ける男。本作のオファーを受ける前からユージン・スミスに憧れを抱いていたというジョニーによれば、本作の主役を引き受けることは「考えるまでもないこと」だったという。加えて、日頃から環境問題について 確固としたヴィジョンを掲げてきた彼は「MINAMATAの物語を正しく伝えたい」と切望し、自らプロデューサーにも名乗り出た。

本作のテーマの一つ“権力に真実を語る勇気”については、「人々の持つ力を絶対的に信じています。組織のリーダーたちや上流階級は、本来ならみんなを助けるべき立場であるはず。人々は、団結すれば強くなれるといつか気づくと思います。どんな上流階級や億万長者よりも強いのは人々です。人々には、大企業の製品を買わない力や大企業の宣伝文句を聞かない力がありますから。僕が尊敬するのはユージン・スミスのような、反動を恐れることなく闘い続ける人々なんです」と語る。

今もまだ続く目の前の危機である水俣の危機に当てたスポットライトで、各国で同じ環境被害に苦しむ多くの人々を照らし出そうと決意したジョニー。「映画の持つ力をフルに活用して、この歴史は語り継がれなければならない」と映画化を熱望し、役者人生をかけて作った衝撃の感動作に期待が高まる。

『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks
『MINAMATA−ミナマタ−』
© Larry Horricks

共演者にはジョニー・デップやビル・ナイをはじめ、日本から真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子らが名を連ねている。坂本龍一が音楽を手掛けた。

映画『MINAMATA(原題)』は2021年9月、TOHOシネマズ日比谷他 全国公開

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THE RIVER編集部THE RIVER

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