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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ゾーイ・クラヴィッツらキャストのオーディション当時の写真が公開 ─ ガル・ガドットの姿も

https://twitter.com/kylebuchanan/status/1506338028284915717?s=20&t=eXmuz3FpJ3UeRUXldzCmdQ

アカデミー賞では最多6部門で受賞したほか、カイエ・ドゥ・シネマなど世界中の評論家から絶賛されたマッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)。いまなお絶大な人気を誇る本作より、ニコラス・ホルトやゾーイ・クラヴィッツをはじめとするキャストのオーディション写真などが公開されている。そこにはガル・ガドットの姿も。

度重なる撮影延期や主演俳優の変更など、何かと製作が難航した本作。この度、Twitterにてキャストたちのオーディション写真を公開した人物は、その製作の舞台裏を綴った書籍『Blood, Sweat, and Chrome: The Wild and True Story of Mad Max: Fury Road』の著者であるカイル・ブキャナンだ。まず1枚目に投稿されているのは、『ワンダーウーマン』『ワイルド・スピード』シリーズなどでおなじみのガル・ガドットの写真。本作に出演はしていないが、フュリオサのキャストオーディションをイギリス・ロンドンで受けていたことがあったのだ。ブキャナンいわく、「彼女はもう少しでこの役を手に入れるところだった」という。

次に公開されている写真は、そのフュリオサとしてキャスティングされたシャーリーズ・セロンと、メル・ギブソンからマックス役を引き継ぐ形となった俳優、トム・ハーディが肩を並べる姿を捉えたもの。ブキャナンによると、これはふたりによるはじめてのキャスト・ミーティング時に撮影されたもので、「スカイプ通話を通して、ジョージ・ミラー監督がふたりの相性を探るためのものだった」という。セロンとハーディは撮影中に険悪な仲だったことが著者の書籍でも明かされているが、このときのふたりはどんな関係性だったのか気になるところだ。

これに続く写真には、当時19歳のニコラス・ホルト。1989年12月生まれであるため、ホルトがオーディションを受けたのは2008年〜9年頃というわけである。ウォーボーイズのひとりであるニュークスとしてホルトを起用することについて、ジョージ・ミラー監督は当時悩んでいたようだ。その理由をブキャナンは、「トム・ハーディより15センチも身長が高いため」だったといい、「ただキャスティング・ディレクターのロンナ・クレスがホルトを推し続けた」のだという。

そして最後には、『ダイバージェント』シリーズや『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)などのゾーイ・クラヴィッツの初々しい姿を捉えたものが公開されている。イモータン・ジョーの妻、トーストにふんしたクラヴィッツだが、ブキャナンによると「オーディションではジェレミー・レナーの相手役を務めた」とのことだ。『アベンジャーズ』シリーズなどでおなじみのレナーは、マックス役として当時候補に挙がっていたのである。

ちなみに、『マッドマックス』シリーズはフュリオサの単独映画が現在進行中。キャストとしてアニャ・テイラー=ジョイやクリス・ヘムズワースらが名を連ねており、ジョージ・ミラー監督が続投。2024年5月24日に米国公開予定だ。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。