ジェイソン・モモア、ひげを剃る ─ そしてリサイクルの重要性を説く
ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)や映画『アクアマン』(2018)などの俳優ジェイソン・モモアが、ついにトレードマークのひげを剃り落とした。このたび、モモアは自身がひげを剃るショートフィルムをYouTubeに投稿。もはや、これはポップカルチャーの事件である。
「グッバイ、カール・ドロゴ」。自身の出世作となった「ゲーム・オブ・スローンズ」のカール・ドロゴ役にタイトルで別れを告げた今回の映像は、同作の最終シーズン「最終章」が全世界で放送開始された直後にはピッタリのタイミングと言えるのかもしれない。
砂漠地帯を歩くモモアは、少し高みに立ち、広がる景色を眺める。「前に剃ったのは2012年だと思う」。シェーバーで剃り落としたひげを、モモアは自然に還していく。「グッバイ、ドロゴ! グッバイ、デクラン!」。まるで、今まで演じてきた“ひげの役柄”を弔う作業のようだ。シェーバーを動かしながら、モモアはおもむろに語りはじめる。
「とにかく、知ってほしくてやってるんです。プラスチックが僕たちの星を破壊している。解決策はあります。不満を言いたいわけじゃない。自分たちの星を助け、救うことができる唯一の方法、それはリサイクルです。」
モモアが歩いている砂漠には、ゴミのボトルが大量に捨てられている。「今までに使われてきたアルミニウムの75%が、現在も出回っている。100%リサイクルできるものなんです。缶で飲み物を飲めば、だいたい60日後には戻る。100%、無限にリサイクルできるんですよ。」
空港でペットボトルが出てくることを苦々しく思うと語ったモモアは、砂漠にアルミ缶を並べ、そのうちのひとつに口をつける。もはや、その顔にひげはない。「ただの水ですが、これは良いことだと思うんです。僕はこれをリサイクルするし、リサイクルできるんだってことを知らせていく。この缶は60日後にまた缶になる、これからもずっと」。モモアはペットボトルからアルミ缶へと変化するべきなのだと訴える。
「アクアマンはベストを尽くします。自分の子どもたちのために、みなさんの子どもたちのために、世界のために。」
モモアがひげを剃るという一大事件、シリアスな語りと音楽、美しい映像、剃ったひげが口に入ってしまうモモア、またシリアスな語り、最終的にニコニコのモモア。あらゆる情報の波状攻撃と化している今回の映像だが、ともかくモモアはひげを剃った。そして、リサイクルの重要性を心から説いている。
なお今回の映像でモモアが立っているのは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』の撮影現場、ヨルダンの砂漠地帯とみられる。モモアは同作で剣士役を演じる予定で、すでに共演者のティモシー・シャラメやジョシュ・ブローリンはヨルダンでの撮影に参加していることをSNSで明かしているのだ。きっと『デューン』では、ひげを剃った姿での演技を観ることができるはず…!
ところでSNSでは、「ジェイソン・モモアがひげを剃った」という事実への衝撃が広がっている。YouTubeでは「ひげの下にスティーブン・セガールが隠れていたなんて」とのコメントが確認できることも付け加えておこう。
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Source: Jason Momoa