セバスチャン・スタン主演『Monday』米予告編 ─ アテネで燃え上がる真夏の恋、長すぎた週末の終わり

『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』のバッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタン主演による恋愛映画、『Monday(原題)』の米国版予告編が公開された。米国では2021年4月16日に劇場公開&配信開始、2018年夏の撮影から約3年を経てのお披露目となる。
ギリシャ・アテネ。30代半ばのアメリカ人であるミッキーとクロエは、とある暑い夏の週末に出会った。二人はたちまち惹かれ合っていき、クロエはアテネでの生活が終わりに近づくなか、アメリカに戻って優れた仕事に就くことを諦める。週末に燃え上がった情熱は、新しい何かに形を変えることができるのか……。
公開された予告編では、ミッキーとクロエがパトカーの中で互いに名乗り合う“出会い”のシーンをはじめ、熱烈に愛を交わす様子が綴られていく。バイクを下りたクロエが「バカな人じゃなくて良かった」とつぶやけば、ミッキーは「そうじゃないようにしてるんだ」と一言、二人は笑い合う。部屋に入れないクロエを、ミッキーは「鍵を持ってないんだろ、島へ行こう」と誘った。
「明日、アメリカに帰るから」。そのクロエの言葉は、あっさりとなかったことになった。ミッキーは空港までやってきて、車の助手席に座ったクロエに「一緒に住もう」。二人は同棲の準備を始めるが、やがてクロエは不穏な言葉を耳にするようになる。「彼はいつも人と別れる。そして、別の人と一緒になる」。ミッキーは「人は変わる」とつぶやくが、彼を知る者は「自分がダメになる時だけ幸せを感じる人」だと言った。「ミッキーは6年前と同じ」「彼は子どもよ、小さい男の子」「ぶち壊したくてしょうがないんだ、まだ良いままだから」。
幸せで、情熱的で、周りが見えない“長い週末”の日々に、ゆっくりと影が差していく。「ピュアで、純粋で、ロマンティック。一目惚れはそういうものだ」「確かにそうだった」。いずれ、“月曜日”は必ずやってくる。
脚本・監督は『Suntan(原題)』が映画祭で話題を呼んだアルギリス・パパディミトロプロス。ミッキー役をセバスチャン・スタン、クロエ役を『コレット』(2018)のデニース・ゴフが演じるほか、「エクスパンス -巨獣めざめる-」(2015-)のドミニク・ティッパーらが出演する。恋愛のあふれんばかりの情熱と、なぜかすれ違っていく感情。セバスチャン・スタンの切ない演技を存分に堪能できる、苦味あるエモーショナルな一作となっていることだろう。日本でのリリースにも期待したい。
映画『Monday(原題)』は2021年4月16日に米国公開&配信開始。
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Source: Collider