「モノポリー」ハリウッド実写映画化決定、『バービー』マーゴット・ロビーがプロデュース

2023年に世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった映画『バービー』で主演・製作を担ったマーゴット・ロビーが、自身のプロダクション会社LuckyChapを通じて、人気ボードゲーム「モノポリー」の実写版映画をプロデュースすることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
シネマコン2024にて、ライオンズゲートのプレゼンテーションで本企画が発表された。米玩具メーカーのハズブロが販売する「モノポリー」は90年近くの歴史を誇り、プレイヤーが2つのサイコロを使ってボード上を周回しながら、ボードのマスにある土地を独占していくゲームだ。
もともとハズブロは、『ジュマンジ』シリーズなどで知られるコメディ俳優、ケヴィン・ハートを主役に迎えた「モノポリー」の映画版を開発する予定だったが、ロビーのバージョンにハートは参加しないという。
実写版映画のプロットやキャストなどは発表されていない。ロビーのほか、LuckyChapのパートナーであるトム・アッカーリーとジョーシー・マクナマラがプロデューサーとして参加。LuckyChapは、『バービー』に続いて人生シミュレーションゲーム『ザ・シムズ』の実写化企画も進めており、ここ近年、ドールやゲーム関連のプロジェクトが続いている。
この新プロジェクトについて、ロビーと並びアッカリーとマクナマラが声明で、「『モノポリー』は最高のプロパティで、このダジャレは完全に意図的です」とコメント。ゲームでプレイヤーが独占していく“プロパティ(土地)”と、ゲームとしての“インテレクチュアル プロパティ(IP:知的財産)”をかけたダジャレでスタートし、「他の最高のIPと同様に、このゲームは何世代にもわたって世界中で反響を呼んでいます。そして、ライオンズゲートとハズブロに携わる素晴らしいチームとともに、このゲームを実写化できることに興奮しています」と述べた。
ハズブロ・エンターテイメントの映画部門で責任者を務めるゼブ・フォアマンは、「世界で最もアイコニックなゲームの一つである『モノポリー』は、物語を伝える機会として素晴らしいプラットフォームを提供します。ポップカルチャーにおいて歴史あるゲームをスクリーンに蘇らせるために、LuckyChapとライオンズゲートのユニークなビジョンを得られることを嬉しく思っています」と語った。
ハスブロ・エンターテインメントは、2023年12月に米番組製作・配給会社eOneを買収した後にボードゲームやオモチャの映像化企画を推し進めており、アニメ映画『Transformers One(原題)』や、米Paramount+製作の実写ドラマシリーズ「Dungeons & Dragons」などが待機中だ。
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