『ゴジラ』モンスター・ヴァースの新作ドラマ、謎の本編写真が米公開 ─ MONOの消しゴム、日本製の電話機

ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)からなる「モンスター・ヴァース」のApple Originalドラマシリーズ(タイトル未定)より、初めての本編写真が米レジェンダリー・ピクチャーズの公式Twitterアカウントにて公開された。
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— Legendary (@Legendary) August 30, 2022
特務機関モナーク、あるいはモンスター・ヴァースのロゴを思わせる「⋈」に、Appleのリンゴ、そしてカチンコの絵文字は、本作の撮影が順調に進んでいることを報告するもの。机の上にはモナークのロゴが描かれたボロボロのケース、日本製の電話機、MONOの消しゴム、黒ぶちの丸眼鏡、CD-R、そのほか写真や資料が散らばっている。
物語の舞台は、ゴジラとタイタンの壮絶な戦いでサンフランシスコが破壊され、怪獣が実在するという現実を突きつけられた後の世界。モンスター・ヴァースにおいて“サンフランシスコの戦い”とは『GODZILLA ゴジラ』(2014)のゴジラvsムートー戦を意味するため、時系列としては『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)『ゴジラvsコング』(2021)より以前となる可能性がありそうだ。
公開された写真から具体的な情報を読み取ることは難しいものの、机上にあるものがどこか時代がかって見えること、またケースに描かれたモナークのロゴは横の線が切れており、写真左上の資料に見える現在のロゴとやや異なっていることが気にかかる(実際にはモナークのロゴではなく「X」かもしれない)。ケース自体が古びて見えることから、これは相当以前の時代のものだと考えることもできるだろう。また電話機と消しゴムのディテールから、このセットは日本の場面(もしくは日本に縁の深い人物が使っている机)だと思われる。
本作では、ある家族が闇に葬られた秘密と遺産に迫っていく中、「モナーク」と呼ばれる秘密結社にたどり着く様子が描かれるとのこと。出演者はアンナ・サワイ、渡部蓮、キアシー・ クレモンズ、ジョー・ティペット、エリサ・ラソウスキ、カート・ ラッセル、ワイアット・ラッセル、山本真理ほか。監督・製作総指揮は「ワンダヴィジョン」(2021)のマット・シャックマンが務め、第1話・第2話を手がけている。
なお、脚本・製作総指揮はクリス・ブラック&マット・フラクション。ゴジラをはじめとするクラシックキャラクターの所有する東宝株式会社は、ドラマシリーズの権利をレジェンダリーに許諾しており、製作総指揮として松岡宏泰、有田武将が名を連ねている。
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